五島列島を満喫するフリーマガジン「fullyGOTO」と地元在住のライターチーム「fumoto」が取材した記事を発信する、情報サイト

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【福江】moimoi

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五島市役所から歩いて5分。青い屋根と、白壁に茶色のドアがまるでお菓子の家のようなこちらのお店は、テイクアウト専門のサンドイッチ屋さん。coffee &sandwichのお店「moi moi(モイモイ)」。


早朝から開いていてさっと持ち帰ることができるので、通学前の学生さんや、朝の船に乗る方など、年齢問わず多くの方が利用しています。朝のピークはオープンから8時半頃で、陳列棚が空っぽになることもありますが、すぐに出来立てサンドイッチが並びます。定番メニューのほか、日替わりや9時から注文可能なオーダーサンドイッチ、ハンバーグなどのデリ(洋風お惣菜)メニュー、そして飲み物やデザートまで充実。


旬の野菜を使い、他にはないもの、飽きのこないものを提供できるよう心がけているというこのお店。店内には地域のイベント情報なども貼られているので、観光前に立ち寄るのもいいですよ。

住所:長崎県五島市幸町8-17
電話:080-2742-6041
営業時間:7時~18時
定休日:木曜日

【岐宿】山口商店

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福江から続く県道27号線を玉之浦方面へ進み二本楠交差点を右折、田園風景の中を走る直線を進むと左側に見えてくるいくつもののぼり。

生活雑貨メインのこのお店「山口商店」の一画で販売しているのはホットサンドやコーヒー、タピオカ、シェイクなど、子供や女性が好みそうなメニュー。夏場はこれらにかき氷が加わります。


始めた頃はカキ氷のみでしたが、近所の子供達が集まるようになり、少しづつメニューが増えて行ったのだとか。流行も取り入れたメニュー開発は常にしていて、今人気のタピオカドリンクは、乾燥タピオカを茹でる所から作られているというこだわりよう。


また、ここはお弁当も「安くて美味しい」と人気があり、12時前には売り切れてしまうので予約するのがオススメです。店内でも外でも飲食OK。目の前がガソリンスタンドなので、車の給油も一緒にできますよ。

住所:長崎県五島市岐宿町中嶽1077-1
電話番号:0959-83-1005
営業時間:8時半~18時半(土曜、祝日のみ18時まで)
定休日:日曜日

【特集】岐宿町②

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★美味しい米と果物を育む岐宿町!

火山の噴火でできた福江島。その噴火口の一つがあったと言われる山内地区。火山活動の終末と同時におびただしい堆積物を容したまま広大な盆地を形成し、周囲の山なみから流れ出る豊富な水が盆地全体を条件の良い水田地帯にしました。


岐宿町は東に権現嶽、南に八本木山、西に霊峰七ツ岳、五島列島最高峰父ヶ岳等の山岳が連なり、北は東シナ海に面しています。この東南西の山岳を源とする多くの渓流が合わさり、水量豊富な、一の河川、浦の川、鰐川、大川原川の主要河川となって北流。岐宿湾と水ノ浦湾に注いでいて、中央部を貫流する鰐川流域には、県下屈指の穀倉地帯である島内最大の水田地帯「山内盆地」が広がっています。言うまでもなく、ここで採れた米が美味しくないわけありませんね。

山内地区では現在、この豊潤な水を利用し米だけでなくメロンやいちごの栽培も行われていて、甘くてみずみずしい味を求め全国からの注文が殺到しているのだそう。一度ご賞味あれ!

★ジオサイトがいっぱいの岐宿町!

ジオパーク認定を目指している五島市。その構成要素であるジオサイトが、ここ岐宿町には数多く点在しています。2千万年前ユーラシア大陸から分離し日本列島が生まれ、その後地殻変動で北東と南西に引っ張られ大きな5つの島に分かれてできた五島列島。火山の噴火などで山や周辺の島々が作られ福江島も形成されました。


地殻変動による地層の褶曲や波の浸食でできた奇岩など、壮大な景色を島のあちこちで見ることができますが、ジオサイトはその景観だけではありません。

大地の上に広がる動植物や生態系、文化や歴史の全てがジオサイト。岐宿町には弥生時代の住居跡「寄神貝塚」や旧石器時代から縄文時代の土器や石器が発掘された「茶園遺跡」「鰐川遺跡」があり、古代人の足跡が明らかになっています。また、希少な植物「タヌキアヤメ群落」や長崎県で見られる海岸植物の約1/3が生息している「八朔鼻海岸」など、ジオパークを構成する要素がいっぱいです。

ぜひ火山島ならではの見どころを探してみてください!

【特集】岐宿町①

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★五島の中心だった岐宿町!

五島家最初のお殿様、宇久家八代覚公が勢力拡大のため宇久島を後に福江島へ移り、最初の城を築いたのがここ岐宿町。城があったとされる眺望の良い城岳には今も石垣が少しだけ残っています。また岐宿町には、630年前覚公により遷宮され、現在五島四社のひとつである「巌立神社」があります。

珍しい原生植物が数十種類茂る社叢は、昭和45年、県の文化財(天然記念物)に指定されました。

さらにこの神社では600年以上続く例大祭が毎年9月中旬に行われていて、白装束の若者たちが担ぐ神輿が天狗とともに町内を巡行。翌日奉納される神楽は平成14年、五島神楽として国選択無形民俗文化財にも指定されました。
岐宿町で五島統治に尽力した覚公は、わずか6年で逝去。自らが建立した寺院「金福寺」に眠っています。600年以上も前この町にお殿様がいたなんて、お墓を目の前にすると感慨深いものがあります。誰でもお参りすることができるので一度行ってみて下さい。

★日本遺産がある岐宿町!

そのむかし、遣唐使船が風待ちや食糧や水の補給のため五島に寄港し、唐に出発したと伝えられていますが、岐宿町の白石地区も寄港地の一つであった事をご存知でしょうか?


大陸文化導入のため630年から始まった遣唐使船は、第14次から17次まで五島経由で実施され、岐宿町の白石湾(川原ノ浦)は、その寄港地として肥前風土記にも記されています。

その際、船の後ろ部分「とも」の綱を結んだと言われる石が、平成27年、日本遺産に認定されました。

高さ1m弱の「ともづな石」は仏像などと一緒にコンクリート製の祠に祀られていて、遣唐使船事業がなくなったあとも、航海安全・海運繁盛祈願として地元の崇敬を集めています。このほか遣唐使が出航を判断するために登ったといわれる山「障子ヶ岳」や、遣唐使船を修理したと言われる「轆轤場(ろくろば)」など、岐宿町には遣唐使船にまつわる伝説や遺跡が今も多く残り、後世に語り継がれてます。

 

空海記念碑 辞本涯

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遣唐使が最後に寄港したとされる、三井楽町の柏崎公園にある石碑。
空海の道徳を顕彰する為、空海像と共に建立されました。

「辞本涯」とは「日本の最果ての地を去る」という意味で、第16次遣唐使船で唐に渡った空海の書物に残されていた言葉です。
また公園内には他に、万葉集で詠われている「遣唐使として旅立つ我が後の無事を祈る母の詠」が刻まれた歌碑も建立されています。

碑の横に並んで雄大な東シナ海を眺めると、かつて命懸けでこの海を渡った空海達の想いに触れ、感慨深い思いで胸を強く打たれます。

三井楽町柏
福江港・福江空港から車で約45分

明星院

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田園地帯に佇む寺院。五島における真言宗の本山で、五島藩代々の祈願寺でもあります。五島の中で最古の寺院です。
明星院という名前は、空海が唐からの帰りに立ち寄り済世利民を祈願した際、まだ夜明けにはやや早い時間、弘法大師のちょうど真後ろ、日の出の方角とは違う方向から凄まじい光が差した事が由来だと言われています。
本堂の天井には、五島藩絵師であった大坪玄能によって121枚もの鮮やかな花鳥絵が描かれている。また鎌倉室町時代の仏像仏具も数多く奉置されており、中には重要文化財に相当する逸品もあります。

五島市吉田町1905
0959−72−2218
福江港から車で約15分、福江空港から車で約10分
拝観時間 9:00〜17:00(12:00〜13:00は休み)
拝観料 無料
定休日 毎週月曜日、毎月1・28日、8/13〜8/16、12/28〜1/8

大宝寺

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玉之浦町にある真言宗の寺院。701年に建立されたと伝えられいます。
806年に、留学の為遣唐使に随行していた空海が帰朝の途、大宝の浜に漂着し、その後日本で最初の真言宗の講釈を行った寺院である。大宝寺を中心に真言密教を広めたことから「西の高野山」とも呼ばれています。


毎年10月には弘法大師の縁日として、真言密教の護摩法要が行われ、島内外から多くの方がお参りします。
五島八十八ヶ所巡拝の八十八番礼所でもあり、境内には「弘法大師霊場 祈願お砂奉安 四国八十八ヶ所巡拝御砂踏處」と書かれた大師堂があります。

千畳敷

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奈留港から南へ車で約15分、島の端っこに位置する舅ヶ島海水浴場と、舅ヶ島へ続く大迫力の岩礁。畳が千枚敷けるくらい広いことから「千畳敷」と呼ばれています。

ここは奈留島観光には外せない、島を代表する景勝地。県の自然環境保全地域にも指定されています。
幾千年もの年月をかけ海食や風化によりできたゴロゴロした奇岩が作り出す、壮大な景色。巨大なミルフィーユのような岩や、足元に広がる煉瓦色の幾何学模様はとっても芸術的で圧巻です。

それを囲むように広がる海は青く澄んでいて、潮風と波の音にも癒されます。

またここではノジュールと呼ばれる、貝の化石や砂などを核として丸く固まったものの裁断面が見れたり、最近ではサイの足跡と思われる化石が見つかるなど学術的価値の高いものが多く、ジオパーク認定を目指している五島市にとって重要な資源となっています。海岸入り口から山道を少し上がると、高台から一望できる絶景ポイントがあるので、まずここから眺めて現地に行くのもおすすめですよ。

住所:五島市奈留町浦
お問合せ:五島市役所 奈留支所 電話0959-64-3111

食事処「もり」

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奈留港から海沿いをゆっくり歩くこと約15分。レンガ色の玄関と黄色い看板が目を引く「お食事処 もり」。

和食から洋食までメニューが豊富で、40年以上も島民に愛され続けてきた老舗です。

中でもチャンポン(600円)と焼きそば(600円)は店主自慢のテッパンメニュー。その名の通り鉄板で出てくる焼きそばは、チャンポン麺を使用しているので食べ応えがあり、少し甘めの味付けがやみつきになりそう。ちゃんぽんも栄養いっぱいの白濁スープに野菜たっぷりの具沢山で、どんどん箸が進みます。新鮮な魚が入った日はメニューに無いお刺身定食も登場するのだとか。
カウンターやテーブル席のほか、奥には小上がりの座敷もあるので老若男女問わず、家族連れでも楽しめる食事処。お話し好きで楽しいご主人が奈留島の情報を色々教えてくれるので、おひとり様でも気軽に入れますよ。幻とも言われる奈留島特産の「七福芋焼酎」も置いているのでお土産にいかがですか。

住所:五島市奈留町浦1815 -10
電話:0959-64-3300
営業時間:10時~19時
定休日:不定休

ゲストハウス「藤原」

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奈留港より県道168号線を車で北に進むこと5分、奈留医療センターから住宅街に入り、歩いて1分ほどの所にあるゲストハウス「藤原」。レンガ色のウッドデッキが目印で、とても綺麗な外観です。

中に入るとそこには家財道具がすべて揃っていて、まるで、親戚の家に来たみたいな感覚で、思わずゴロゴロしたくなります。仏壇や洋服ダンスも置かれたままですが、それがまた不思議とホッとするのです。


オーナーは奈留港近隣で電気工事店を営む元気なお母さんの「野茂さん」。空き家となった身内の家を改修し、宿泊施設として蘇らせました。

一棟貸し切りで利用できるので、小さいお子さんのいるご家族など遠慮する事なく楽しめます。電化製品も食器も、調味料から洗剤に至るまで揃った「宿泊施設」の概念が覆るこの宿は、田舎の一軒家暮らしがシミュレーションできる贅沢な場所。移住をお考えの方にはもってこいのゲストハウスですよ。

住所:五島市奈留町浦1723-3
電話:0959-64-3427 (野茂)
チェックイン・アウト:船の時間等に合わせて対応します。
料金:一棟貸切の場合(1人/5,000円、2人/9,000円、3人/12,000円、4人/14,000円、5人/15,000円)※相部屋も可能