五島列島を満喫するフリーマガジン「fullyGOTO」と地元在住のライターチーム「fumoto」が取材した記事を発信する、情報サイト

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宮原展望所

戸岐大橋を渡ったら三叉路を右に進むと宮原地区に入ります。黄色い看板を見つけたら右折、坂道を上っていくと左手は山の緑が続き、右手に大海原が見えてきます。 途中立ち止まり海を覗き込めば、打ち寄せる荒波に侵食されたゴツゴツした岩の層がクッキリと見え、その勇敢な姿は自然の偉大さを感じさせてくれます。 頂上に着くと目の前に広がる群青色の大海原。思わず深呼吸したくなる開放感です。東屋はなく、木製のベンチがポツンと置いてあるだけですが、視界を遮ることなく広い海と島々を眺めることができます。ベンチに座り、波の音や鳥のさえずりを聞いていると、心地良い海風がふんわりと肌を包み、時の流れを止めてくれそう。 ここからも、向かいの久賀島にはちいさな浜脇教会堂が見えますよ。 行き止まりまで進むと、半泊集落の小さな港とコバルトブルーの海が見えるので、行く前に見ておくのもおすすめです。 住所:長崎県五島市戸岐町 アクセス:福江港より車で20分       【取材・執筆】fumoto 【掲載先】五島の島たび

宮原教会堂

宮原展望所から来た道を下り、右に入るとすぐに宮原公民館前と書いてあるバス停が見えてきます。 右手には宮原公民館と大きな文字で書いてある建物があり、その左奥にひっそりとたたずむ宮原教会堂。 民家風ですが、屋根には立派な十字架が掲げられています。宮原は大村藩から移住したキリシタンが潜伏した集落の一つで、復活後は1885年にペルー神父が巡回しミサを捧げ、当時の総代など十数人が洗礼を受けたと伝えられています。現在の教会堂は昭和45年に信徒たちが資金を出しあって改築され、今も大切に守られています。 周辺は掃除が行き届き、入口を流れる小川には、小さな川魚がたくさん泳いでいて、豊かな自然を感じることができます。中に入ると清潔感のある聖堂には生花が飾られ、優しい笑みを浮かべたマリア像が歓迎してくれているよう。小さいけれど、どこか温かさを感じる素敵な教会堂ですよ。 住所:〒853-0054 長崎県五島市戸岐町773-2 アクセス:福江港より車で20分       【取材・執筆】fumoto 【掲載先】五島の島たび

栄林寺

浦頭教会を後にし、県道162号線を少し行くと右手に奥浦湾が見えてきます。 その少し手前の十字路を左折。 奥浦小学校、奥浦中学校を眺めながら道なりに進むと、右手に白塗りの外壁に立派な瓦をのせたお寺「栄林寺」があります。 目を引くのは立派な外観だけでなく、真っ赤なニット帽を被った敷地内いっぱいの小さなお地蔵様。いつまでも見てたい、思わず頭を撫でてしまいたくなる可愛い光景です。 裏手の階段を下ると広い庭が続き、一角は地域の方のゲートボール場になっているようです。 入口付近の案内板によると、現在お寺であるこの場所は、実は五島にキリスト教を広めたイエズス会宣教師アルメイダが滞在し、布教に努めた場所だったというから驚きです! 弾圧期が長かったためか、詳細は不明でその痕跡は何も残されていないそうですが、巡察使たちが残した「日本西教史」からそう読み解けるようです。また五島八十八カ所49番札所でもあるため、島外から多くの参拝者も訪れます。 住所:〒853-0053 長崎県五島市奥浦町1516 電話: 0959-73-0613     【取材・執筆】fumoto 【掲載先】五島の島たび

半泊教会堂

ビーチから後ろに目をやると、赤茶色の木造の壁に瓦葺の屋根という民家風の半泊教会堂があります。 屋根には白い十字架が乗っており、これがないと教会とは気付かないような外観ですが、教会内は明るい白と水色の配色でホッとする可愛らしさ。内部は三廊式になっており、しっかりとした教会堂の様式です。 ここ半泊集落にも江戸末期、大村藩から数家族の潜伏キリシタンがやってきましたが、全員が住み着くには狭すぎたため、半数だけがここにとどまったことから「半泊」と呼ばれるようになったとか。 アイルランドからの寄付と信徒の労働奉仕により、鉄川与助の施工で3年をかけ1922(大正11)年に完成しました。 正面には教会を台風の被害から守るため、信徒達が半泊海岸の石を集めて築いたという立派な石垣があります。ミサは月に1回、浦頭教会の神父様の巡回により行われています。 住所:〒853-0054 長崎県五島市戸岐町半泊1223 アクセス:福江港から車で30分 ミサ:月末の日曜日 13時     【取材・執筆】fumoto 【掲載先】五島の島たび

勘次ヶ城跡

「勘次ヶ城跡」は富江半島の山崎海岸にあります。石塁の名匠と呼ばれる大工の勘次がカッパと共に1人で作ったとの逸話も。 この「勘次ヶ城跡」を築いた際に用いた石は、日本古来の築城に使用していた大石ではなく、1人の力で処理できるような石を使用していることから、そのような話が生まれたとも言われています。 城跡というイメージよりも砦のような形状をしており、「海賊のお宝の保管として利用されていた」という話や、人骨が発見されたことから「祭祀場に使われていたのではないか」という様々な憶測がされており、まだまだ未解明のミステリアスな建造物。 石塁には草木が絡み、人工的な建造物と自然とのコラボレーションが魅力的です。 長崎県五島市富江町岳山崎 0959-86-1111(五島市富江支所)   【取材・執筆】fumoto 【掲載先】五島の島たび

只狩山展望所

福江島の富江半島ににある只狩山。その頂上にあるのが「只狩山展望所」です。福江島のシンボルでもある「鬼岳」や富江の街、富江湾に浮かぶ島の数々を一望する事ができます。 桜の名所としても知られており、展望所を囲うように桜の木が咲き誇る姿は圧巻の一言。その姿を一目見ようと、地元の方々や、観光客が訪れ花見を楽しんでいます。 富江は、その昔珊瑚漁で栄えており新田次郎氏の小説「珊瑚」の舞台にもなった場所です。新田氏を記念した石碑も展望所内に建てられていますので、「珊瑚」を一読したのちに立ち寄ってみるとより深く楽しめると思います。 景色と共に富江の歴史を感じることのできる「只狩山展望所」に是非一度足を運んでみてください。 長崎県五島市富江町狩立 0959-86-1111(五島市富江支所)   【取材・執筆】fumoto 【掲載先】五島の島たび

箕岳

「箕岳」は、裾野に「箕岳園地」があり、綺麗な円形の芝生公園になっています。公園ではボール遊びなどを十分に楽しめる広さもあり、周囲を桜の木が取り囲み、小さなお子様にも安心して遊んでいただけます。 春には一面に広がる桜を眺めながら「花見」に訪れる人で賑うことから、桜の名所として多くの方に知られています。  「箕岳園地」から188段の階段を登った山頂には、展望所があり、山と海の両方の眺望を楽しむ事ができます。 山側は「鬼岳」「火ノ岳」海側には、赤島、黄島、黒島という360度パノラマの絶景は「箕岳」の最大の魅力です。ここでしか味わえない贅沢を「箕岳」で体験していただきたいです。 長崎県五島市向町 0959-72-6111 (五島市役所) 福江港から車で20分   【取材・執筆】fumoto 【掲載先】五島の島たび

鬼岳

五島市福江島のシンボルと言われている「鬼岳」は、全面が芝生に覆われているため、輪郭が非常にはっきりとしている曲線の美しい山です。   展望所まで歩くと、福江の市街地や、近くの島々を一望する事ができます。 日中には凧揚げや、草スキー、ピクニックなどが楽しめ、日没後には、五島でも有数の星空スポットとして多くの方が訪れます。空一面に広がる星空は、その綺麗さと迫力のあまり、距離感が掴めず、手を伸ばすと星が掴めるような感覚に陥ります。 昼も夜も、それぞれ違った角度から五島の自然を感じさせてくれる鬼岳は、福江島を訪れる際には必ず訪れておきたいポイントです。 長崎県五島市上大津町 福江港から車で15分 【取材・執筆】fumoto 【掲載先】五島の島たび

下大津の展望台

下大津の高台にある展望台からは、福江の市街地や海に浮かぶ島々の絶景を眺める事ができます。福江の街中から近い距離にあり、駐車場もあるので、長い道のりを登ったりする事なく、手軽に絶景を楽しむ事ができる展望スポットです。 福江港を出入りする船の動きを眺める事ができるのが魅力。そこを行き交う人々の情景を想像しながら眺めて、しばしゆっくりと流れる時間を楽しむのもおすすめです。 福江の市街地を一望できるスポットとして有名な「鬼岳」とは、また違った角度から福江の市街地や海を眺める事ができます。 道路沿いに展望所があるので、移動中に景色を楽しみながら一息つく休憩所としても利用する事ができます。 長崎県五島市下大津町1062 【取材・執筆】fumoto 【掲載先】五島の島たび

常灯鼻

昭和58年に市指定文化財となっている「常灯鼻」。福江城を築く際に城の北東から吹き寄せる大波を防ぎ、築城工事を円滑にするために作られたと言われており、防波堤の役割の他に灯台としての役目も担っていました。 台上には、航海の安全と豊漁を祈願して、金比羅神社の祠が祀られています。 港にどっしりと構え、船舶を見守っているその姿は、160年前に作られたものとは思えないほどに美しく神秘的な雰囲気があり、島の歴史を感じる事ができます。 福江港のすぐそばにあり、少し足を伸ばせば近くまで行くこともできますので、港近くにおよりの際は、ぜひ「常灯鼻」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?長崎県五島市東浜町 0959-72-6111(五島市役所) 福江港から徒歩5分 【取材・執筆】fumoto 【掲載先】五島の島たび

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