五島列島を満喫するフリーマガジン「fullyGOTO」と地元在住のライターチーム「fumoto」が取材した記事を発信する、情報サイト

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常灯鼻

昭和58年に市指定文化財となっている「常灯鼻」。福江城を築く際に城の北東から吹き寄せる大波を防ぎ、築城工事を円滑にするために作られたと言われており、防波堤の役割の他に灯台としての役目も担っていました。 台上には、航海の安全と豊漁を祈願して、金比羅神社の祠が祀られています。 港にどっしりと構え、船舶を見守っているその姿は、160年前に作られたものとは思えないほどに美しく神秘的な雰囲気があり、島の歴史を感じる事ができます。 福江港のすぐそばにあり、少し足を伸ばせば近くまで行くこともできますので、港近くにおよりの際は、ぜひ「常灯鼻」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?長崎県五島市東浜町 0959-72-6111(五島市役所) 福江港から徒歩5分 【取材・執筆】fumoto 【掲載先】五島の島たび

富江散策!陣屋石蔵

富江の貯蔵庫として350年以上前に作られた石蔵。当時は富江村をはじめ、宇久島、魚目、青方、椛島からの年貢を貯蔵していました。 石材は富江産玄武岩が使用され、隙間なく重なるよう加工された岩が、ブロックのように積み上げられています。 富江町の点滅信号から国道384号線を玉之浦方面に沿って登り徒歩3分、「総菜・弁当店 トントン」のすぐ先に「陣屋石蔵」の看板があります。 実は地元でも訪れたことのない住民が多く、レンガが敷かれた細い小道の先にひっそりとたたずむ重厚な石蔵はとても静かで雰囲気のあるスポットです。散歩がてらぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。お越しの際は看板をお見逃しなく。住所:五島市富江町富江 交通アクセス:福江港から車で約30分 問い合わせ:五島市富江支所 TEL0959-86-1111 【取材・執筆】fumoto 【掲載先】五島の島たび

空海記念碑 辞本涯

遣唐使が最後に寄港したとされる、三井楽町の柏崎公園にある石碑。 空海の道徳を顕彰する為、空海像と共に建立されました。 「辞本涯」とは「日本の最果ての地を去る」という意味で、第16次遣唐使船で唐に渡った空海の書物に残されていた言葉です。 また公園内には他に、万葉集で詠われている「遣唐使として旅立つ我が後の無事を祈る母の詠」が刻まれた歌碑も建立されています。 碑の横に並んで雄大な東シナ海を眺めると、かつて命懸けでこの海を渡った空海達の想いに触れ、感慨深い思いで胸を強く打たれます。 三井楽町柏 福江港・福江空港から車で約45分

明星院

田園地帯に佇む寺院。五島における真言宗の本山で、五島藩代々の祈願寺でもあります。五島の中で最古の寺院です。 明星院という名前は、空海が唐からの帰りに立ち寄り済世利民を祈願した際、まだ夜明けにはやや早い時間、弘法大師のちょうど真後ろ、日の出の方角とは違う方向から凄まじい光が差した事が由来だと言われています。 本堂の天井には、五島藩絵師であった大坪玄能によって121枚もの鮮やかな花鳥絵が描かれている。また鎌倉室町時代の仏像仏具も数多く奉置されており、中には重要文化財に相当する逸品もあります。 五島市吉田町1905 0959−72−2218 福江港から車で約15分、福江空港から車で約10分 拝観時間 9:00〜17:00(12:00〜13:00は休み) 拝観料 無料 定休日 毎週月曜日、毎月1・28日、8/13〜8/16、12/28〜1/8

大宝寺

玉之浦町にある真言宗の寺院。701年に建立されたと伝えられいます。 806年に、留学の為遣唐使に随行していた空海が帰朝の途、大宝の浜に漂着し、その後日本で最初の真言宗の講釈を行った寺院である。大宝寺を中心に真言密教を広めたことから「西の高野山」とも呼ばれています。 毎年10月には弘法大師の縁日として、真言密教の護摩法要が行われ、島内外から多くの方がお参りします。 五島八十八ヶ所巡拝の八十八番礼所でもあり、境内には「弘法大師霊場 祈願お砂奉安 四国八十八ヶ所巡拝御砂踏處」と書かれた大師堂があります。

千畳敷

奈留港から南へ車で約15分、島の端っこに位置する舅ヶ島海水浴場と、舅ヶ島へ続く大迫力の岩礁。畳が千枚敷けるくらい広いことから「千畳敷」と呼ばれています。 ここは奈留島観光には外せない、島を代表する景勝地。県の自然環境保全地域にも指定されています。 幾千年もの年月をかけ海食や風化によりできたゴロゴロした奇岩が作り出す、壮大な景色。巨大なミルフィーユのような岩や、足元に広がる煉瓦色の幾何学模様はとっても芸術的で圧巻です。 それを囲むように広がる海は青く澄んでいて、潮風と波の音にも癒されます。 またここではノジュールと呼ばれる、貝の化石や砂などを核として丸く固まったものの裁断面が見れたり、最近ではサイの足跡と思われる化石が見つかるなど学術的価値の高いものが多く、ジオパーク認定を目指している五島市にとって重要な資源となっています。海岸入り口から山道を少し上がると、高台から一望できる絶景ポイントがあるので、まずここから眺めて現地に行くのもおすすめですよ。 住所:五島市奈留町浦 お問合せ:五島市役所 奈留支所 電話0959-64-3111

堂崎教会

福江方面から県道162号を北上し、奥浦湾に沿って車を走らせると半島の先にレンガ造りの建物が見えてきます。五島列島・福江島の教会を巡るにあたって外せないのがここ「堂崎教会」。1880年に木造の天主堂が建立、1908年にレンガ造りの現教会堂が完成しました。県の有形文化財に指定され、現在は堂崎天主堂キリシタン資料館として公開されています。 湾の傍らに建つ教会堂のレンガの赤と海のコントラストがとても美しくフォトジェニック。 また、駐車場から教会へ向かう道の真ん中に「この先は歩こう」という看板が。車移動が多い島旅、ゆっくりと海沿いを歩きながら島の自然を感じてみてくださいね。 住所:長崎県五島市奥浦町堂崎2019 内覧時間:11月11日~3月20日 9時~16時 3月21日~11月10日 9時~17時(夏休み期間は18時まで) 休 日:12月30日~1月3日 拝観料・入場料:大人300(250)円、中高生150(100)円、小学生100(50)円〔( )内は20名以上の団体料金〕【障害者割引】大人150円、中高生100円、小人50円(※障害者手帳の提示が必要) 駐車場:有 お問い合わせ:0959-73-0705

鬼岳とは?

鬼岳は標高315mの火山です。 山全体が芝生に覆われており、美しい曲線を福江島のいたるところから見ることができます。中腹にある展望所からは、福江市街と五島灘、2次離島である赤島・黄島を一望できます。山頂では、周りに木々がないこともあり、360度パノラマの絶景を堪能することができます。 福江港から車で15分程で行くことができ、駐車場から展望所までも徒歩5分、更にそこから10分程登り歩くと山頂にたどり着くことができます。山の形がなだらかなため草スキーや、ピクニックなどを楽しむことができ、一年を通して様々なイベントも開催されているので、島民からも観光客からも愛される、福江島のシンボルです。

GOTOCHARI

五島観光には車が必須だと思っていませんか? もちろん複数人だったり暑さ寒さの厳しい季節は車が便利ですが、少数だったり、過ごしやすい季節なら、電導アシストレンタサイクル「GOTOCHARI」がおすすめです。 福江港の五島市観光協会で貸し出しを行っていて、空いていれば予約なしで借りることができます。しかも3時間で500円、1日借りても1,500円と、とってもリーズナブル。電動アシスト付きだから坂道も快適で疲れにくく、小回りが利いて細い道にも入っていけたり、駐輪場所にも困りません。 気に入った景色を見つけたらすぐに停まって眺められるのも魅力です。海に囲まれた福江島、港でマップを手に入れたら、潮風を感じながらビュンビュンと走って五島の空気を肌で感じてみませんか? 営業時間:9:00~17:00 利用料金:1日@1,500円 6時間@1,000円 3時間以内@500円 お問合せ:0959-72-2963(五島市観光協会)

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fullyGOTO 2020年 秋号  表紙の顔 松永 亜矢加さん 今回、秋号の表紙を飾ってくれたのは、松永 亜矢加(あやか)さん 27歳。五島海陽高校を卒業後、佐世保に本社を持ち医薬品、医療用衛生材料、介護用品、福祉用具を販売する企業、東七(株)の五島営業所に就職し、今秊10年目を迎えます。週に3~4回はバドミントンをしているというスポーツウーマンで、ベリーショートがよく似合い笑顔が素敵な女性です。仕事もプライベートも全力投球な彼女にお話を伺いました。 天職とも思える仕事との出会い 五島海陽高校で、ビジネス活動に必要な幅広い知識を学ぶビジネス系列を専攻していた亜矢加さん。卒業後は、学んだことを生かせる仕事に就きたいと考えていた時、今の職場の求人に出会います。「毎年求人があったわけではないので、この会社に入社できたことは本当に運が良かったと思っています。島外企業も視野に入れていましたが、母が背中を押してくれたのも大きく、地元就職を決めました。仕事内容は医療機関や調剤薬局などの得意先から注文を電話で受けたり、発注や配送の手配をするのが主な業務ですが、人手が足りない時は、商品課の手伝いや配達をする事もあります。医薬品を扱う会社のため、薬の名前を覚えること一つとっても、本当に大変で、入社当時はとても苦労しました。薬の名前や単位を間違えたり、失敗をしてへこむ事も多く、何度泣いたか分かりません。でも不思議と『向いていないのでは?』『辞めたい』と思ったことは一度もないんです。むしろ天職だとさえ感じています。もともと人と話すことが好きなのと、職場の環境が良いことも、続けられた理由でもありますが、何より、お客様からの『ありがとう』『助かりました』などの温かいお言葉が嬉しく、ここまで頑張って来られたと感じています。時には厳しいお言葉もあリますが、電話応対は顔が見えないからこそ、相手との距離感を大事にして、これからもプロ意識を持って精進していきたいです。」   地元五島で生きて行くということ 仕事に対し情熱を持ち、真摯に取り組む亜矢加さんですが、五島にずっと住むことを悩んだ時期もあったと言います。「高校卒業後そのまま地元に就職し、五島から一度も出たことがないと話すとびっくりされる事も多いんです。そのたびに社会勉強のために一度は五島を出た方が自分のためなのかなと悩む事もありました。でももし一度島外に出てしまったら、やると決めたらのめり込んでしまう自分の性格上、五島に帰って来られなくなるのではないかという不安もあったんです。自然豊かで人が温かい五島が大好きで、将来結婚したら五島で子育てがしたいとずっと思っていましたから、葛藤でしたね。」悩みながらも、仕事もプライベートも全力投球で向き合ってきた亜矢加さん。しだいにコミュニティも広がり、地に足が付き置かれた場所で咲こうと心が決まっていきます。「今は週に3~4回は所属しているバドミントンチームのメンバーと汗を流したり、縁あって中学生の指導のサポートもさせていただくなど、地元の交流の輪が広がっています。色んな繋がりが時にはプレッシャーに感じることもありますが逆にそれをプラスにして活かすようにしています。」また一緒に暮らす家族との何気ない時間もかけがえのないものだといいます。「母とは友達みたいな感覚です。一緒にドラマを観たり、買い物に行ったり、料理をしたり。好きなアーティストのライブにも一緒に行きますし、家族旅行は毎年恒例です。」家族や多くの仲間たちに囲まれ、今はここでの暮らしを心から楽しんでいるという亜矢加さん。社会人になって9年、いつの間にかここで生きていくことへの迷いはすっかりなくなったと話してくれました。   恩師の言葉を胸に向上心を持って 今後の目標をお聞きしました。「仕事もプライベートも常に向上心を持ち続けたいですね。高校卒業の時、当時お世話になっていた先生から『現状維持は後退』という言葉をいただきました。正直その時は、なんとなく聞いていた言葉ですが、社会人になってやっとこの意味がわかってきました。今の自分に満足し、これでいいと思っていたら、その先の成長は見られないという、この言葉を胸に、今後も今の自分に満足せず、常にスキルアップを目指し、成長していきたいなと思っています。また年始に立てた今年の目標は『オンとオフのメリハリをつけること』。仕事とプライベートをきちんと分けて、メリハリのある生活をしたいと思っています。仕事は定時退社を心がけて、アフターファイブは自分の時間として大事にしたいです。そうすることが仕事のやる気にも繋がると思っています。あと旅行が好きなので、京都にも行ってみたいですね。5年ほど前、社員旅行でオーストラリアに行ったのですが、また海外旅行にも行きたいなと思っています。」 やりたいことがいっぱいあると話す、バイタリティ溢れるポジティブな印象の亜矢加さんですが、実は意外にも心配性で、ネガティブ思考。悩みは多いと言います。でもそれは言い換えると慎重派で堅実とも言えます。自分の人生の進む方向を、その場その場でしっかり悩み、選び抜いてきたからこそ現実に満足できているのだと感じました。これからの五島を担う頼もしい若者をまた一人見つけました。

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第24回 五島で輝いている人

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