五島列島を満喫するフリーマガジン「fullyGOTO」と地元在住のライターチーム「fumoto」が取材した記事を発信する、情報サイト

第35回 五島で輝いている人

学校法人 九州総合学院
五島日本語学校 教師 御手洗 椎菜(みたらい しいな)さん

五島市坂の上、五島海陽高校の隣にある五島日本語学校。令和 2 年4 月に開校し、ベトナムから来日した約 100 人の生徒が、日本語を学びます。ここに、今年の 4 月から新任教師として赴任したのが御手洗さんです。

名前の由来

 海外に行くのは恐いけれど、国際交流は大好きという御手洗さん。「これからは世界と繋がる時代だから、海外の人でも読みやすいようにと、シイナという名前を両親が付けてくれました。大学では留学生も多かったので、実際に皆シイナと間違えずに呼んでくれて、この名前を付けてもらって良かったなと思います。」まさに想いの通り、好きなことにも繋がった素敵な名前です。

 学生と関わる仕事がしたい

 高校までを五島で過ごした御手洗さん。「中学校の頃、とても好きな先生がいました。よく叱るとても恐い先生だったけれど、そこにきちんと想いとか愛情を感じられる先生で、とても記憶に残っています。」そんな自身の経験から、教師という仕事に興味を持ち、日本語教師養成講座を学ぶため長崎の大学に進学します。在学中は日本語学校でアルバイトを行い、実践的に日本語教師について学びます。そして就職活動の時期、生まれ育った五島の日本語学校の求人を見つけ応募し、就職することとなりました。

日常にもっと日本語を

 五島日本語学校での講師歴はまだ数カ月ですが、大学時代の講師アルバイトの経験や、本や動画での勉強を積みながらよりよい授業を目指す御手洗さん。「授業で意識するのは、身近なものと繋げる事です。例えば、『と読みます』という言い方の授業をしたのですが、ここに自分の名前を使って『御手洗(みたらい)と読みます』と例文を出してみたり。実際に教室の外で使いたいと思って欲しいなと思っています。」アルバイトをしている生徒さんも多いため、日常に馴染む授業はより一層深い学びと実践に繋がりそうです。

学校の外の交流も増やしていきたい

「生徒さんたちは、アルバイトもそうですが、地域のお祭りなどにも参加して、地域交流をとても楽しみにしているんです。いつか、小学校や中学校の子供たちとの交流の機会も持てたらいいなと思っています。」全国的にみて、日本語教師自体の数もまだまだ少ないそうで、子供たちに知ってもらうきっかけとしても実現する日が楽しみです。

記憶に残る人になる

 大学時代、語学研修旅行で訪れた中国。日本語教師をされている方からお話を伺った中で、とても印象的だった言葉を教えてくれました。「『ものづくりは形に残るとても素晴らしい仕事。けれども、モノは壊れる時がくるかもしれない。一方で知識を教える仕事は、目には見えない。けれども、人の心に残って一生記憶としてあり続けられる』自分もそんなふうに、記憶や心に残る仕事がしたいです。」

【取材・執筆・掲載】fully編集部
【掲載先】fullyGOT2023夏号

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