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五島ではたらく若者応援 fullyGOTO2023夏号 表紙の顔

fullyGOTO2023夏号 表紙の顔 今田 歩夢さん

今回表紙を飾ってくれたのは、今田歩夢 (いまだあゆむ)さん 22歳。 上五島出身。 実家が営んでいる五島ダイビングセンター・ナイスばでぃーでご両親と共にインストラクターを務めています。オススメは栄養豊富だという、滝ケ原地区の海。 海でのアクティビティはもちろん接客業が大好きという今田さんにお話を伺いました。

幼少期から海で育つ

上五島で生まれた今田さん。上五島唯一のダイビングセンター『ナイスばでぃー』が彼の実家。目の前には海が広がり、すぐにでもダイビングへ出発できる環境です。「曾祖父の代から潜水夫の家系で、自分が四代目になります。3歳の頃には父に連れられて海に潜っていました。」と、まさに生粋の海の男。島外の水産高校進学後にはプロのライセンスを取得し、短大では航海士や機関士、無線の資格を取得します。五島に戻って実家を継ぐことは常に意識していたといいます。

五島に戻ってきてから

実家のダイビングセンターで仕事をしている今田さんですが、若いうちは五島以外の色々な場所を見ておきたい、という気持ちがあったそう。「短大卒業後に船関係で就職したい会社があったのですが、コロナの流行で募集がなくなってしまいました。その関係で卒業後すぐに五島に戻ることにしたんです。」と予定よりも早く実家での仕事をすることになりました。「もともと好きだった接客、インストラクターの仕事は、たくさんのお客様との交流が生まれ、楽しい時間を過ごさせてもらっています。ダイバーの方はお酒を飲む方が多くて、僕も両親もお酒好きなので、ダイビングの後に宴会やBBQをするのも楽しみです。」インストラクターとして人当たりが良く誰とでも打ち解け、フランクに接することができる今田さん。インストラクターとして意識していることは、お客様の緊張感を取り除いて、リラックスしてもらうことだといいます。「緊張でガチガチになってしまうと、危険も伴ってせっかくのダイビングを楽しめないので。」お話している間もダイビングや色々な海の知識を教えてくれました。「お客様は自分よりも上の年代でリピーターの方が多いのですが、若い人や初めての人も、ダイビングに挑戦して五島の綺麗な海を見てほしいです。」ライセンスは3~4日程あれば取得可能だそうですので、興味のある方は『ナイスばでぃー』へ連絡してみてはいかがでしょうか?

両親の存在

お話を聞いている中で印象的だったのが、今田さんが親しみやすい笑顔を絶やさないということ。「100%母親似です。」とのことで、お店に行かれた際にはお二人が並んだ姿も見てみたいですね。また現在はお父様とインストラクターの仕事をすることがほとんどだそうですが、「父は目標です。でも越えられないんだろうなぁとも思っています。」と強い尊敬の念があるそう。そんなご両親とは居酒屋に出掛けてお酒を愉しむことも多いそうで、仲の良さを伺うこともできました。明るく温かいご家族に囲まれてのダイビング、そして生まれる交流は、きっと五島での素晴らしい思い出になること間違いありません。

新しい働き方

今年からダイビングのオフシーズンには、長崎市内で接客の仕事にも挑戦している今田さん。「色々な経験をしたい」と瞳を輝かせ、自分を高めることに余念がありません。これからも五島の海と家族を愛し続け、ますます活躍していく姿が目に浮かびました。

ナイスばでぃー公式ホームページはこちら

【取材・執筆・掲載】fully編集部
【掲載先】fullyGOT2023夏号

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