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五島ではたらく若者応援 fullyGOTO2025夏号 表紙の顔

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fullyGOTO2025 夏号 表紙の顔 糸柳 毬世(いとやなぎ まりよ)さん

今回表紙を飾ってくれたのは、岐宿出身の糸柳毱世(いとやなぎまりよ)さん。溢れ出す透明感が今回の撮影地となった新緑と水辺によく映えていました。

 高校まで五島で過ごした糸柳さんは、進学で島外にでた後、二十歳の時にUターン。介護職員として働いています。「母が介護士をしていて、それを見てきたので介護職を目指しました。父は牛飼いをしています。」お休みが少なく体力勝負の仕事、毎日が戦いのようと話す彼女ですが、そんな中でも続けているのがバレーボールだそう。「中学高校とバレーボール部に入っていたので、大人になっても趣味で続けています。仕事後に行ったり、休みの日に行ったり、身体を動かすと結構リフレッシュできますよ。」小学校の頃はソフトボールをしていて、ポジションは外野やピッチャー。球技派ですが、卓球やテニスなどラケット系の球技は苦手とのこと。

 今回は川での撮影で、訪れたのは岐宿地区の一ノ河川とドンドン淵。「どちらも行ったことがなかったです。小さい時は、唐船ノ浦で泳いでいました。でも立ち泳ぎができなくて…。クロールとかしっかり泳ぐのはできるんですけどね笑」撮影はもちろん浅瀬でしたが、「溺れんようにね~」との冗談に笑顔で応え、いいショットがたくさん撮れました。(ちなみに糸柳さん含め編集部皆も水に入り転ばないように気を付けていましたが、終盤カメラマンだけ見事に尻もちをついてしまったのは余談です。)

 他にも、お休みの日などの趣味を聞くと、今度は一転おうち時間も結構好きな模様。「家で美容系Youtubeをよく観ます。美容は結構好きですね。コスメだと中町綾さんが出しているASUNE(アスネ)というブランドがプチプラでお勧めです。」彼女の透明感は、ここからきているのかと納得。「あとはお家で映画も観ます。感動系が好きです。」
『最強のふたり』という映画が特に好きということで、彼女の仕事にもやや通じるところもあり、心根が優しい人なのだと感じました。

 糸柳さんは三姉妹の末っ子で、彼女以外は島外在住。お姉さんの住む土地に旅行したりもするそう。今一番やりたい事も、とにかく旅行!とのことで、「沖縄か北海道に行きたいです。めちゃくちゃ食べるので、美味しいものを食べるのが旅行の楽しみです。食べ歩きとかしたいですね。食べ物だと肉が好きで、魚も生は好きですけど、焼いたのが苦手で…。」普段は自炊をしていて、唐揚げなど揚げ物系をよく作るということで、本当にしっかり食べるのが好きな様子。行きたい場所は日本の最北と最南という真逆な土地ですが、どちらも食べ歩きはきっと楽しいはずですね。

 初めましての瞬間の印象とは違うギャップをたくさん持っていた糸柳さん。今後は介護士資格も取得を目指しているそう。編集部一同、応援しています!

第43回 五島で輝いている人

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焦がれ香 根田 啓史(ねだ ひろふみ)さん

昨年の7月に新上五島町へ埼玉県から移住。漫画家としても活動しています。カフェのメニューに描かれているイラストも根田さん作。マスターの似顔絵はそっくりです。

 有川港から車で5分足らず、有川中学校の近くにある宿とカフェ「焦がれ香(こがれこう)」。オーナーである根田啓史さんと、カフェのマスターである矢原賢一さんで営んでいます。オープンしてまだ半年ほどですが、島民の方で賑わう憩いの場です。

新上五島町との縁

 矢原さんは元々仙台で7年ほどカフェを経営していましたが、コロナ禍に突入。お店を閉めることになり、訪れた上五島。「穏やかな時間が本当に気に入りました。時間の流れが心地よくて、以前は住むために、生きるために必死だったなぁと気付かされて。友人も出来たりしてこの場所が好きになりました。」そんな中、島内で知り合った友人経由で知り合ったのが根田さん。彼も知人を訪ねて若松島に滞在した事をきっかけに上五島が気に入り、ここで何かしたいという想いを募らせていました。「漫画家をやっていますが、漫画市場は年々飽和状態でもあって。元々教育や地方創生に興味がありその部分との掛け合わせで、自分にできることはないかと考えていました。漫画はデジタルで描けるので、空き家を買って二拠点もいいなぁと思い、自分がやりたい事をして行きたいという気持ちが強くなっていました。帰りのフェリーが矢原さんと一緒になってお話した時に、矢原さんがまたカフェをやりたいという想いがある事を伺って。船上で、一緒にやりましょうと言っていました。」

新天地で新たな挑戦

 その後、空き家バンクで素敵な物件を発見し購入。その僅か2ヶ月後には2人でトラックに乗り合い、陸路と海路で上五島に移住しました。カフェの作り込みは矢原さん。「僕はDIYが得意なので、カフェ部分の内装は全て自分で作りました。雰囲気やインテリアは仙台でやっていたお店ほぼそのままです。


お店のコーヒーは9割が生豆から手焼き焙煎し、僕の好みである苦味系をメインで置いています。」カフェ部分はマスターである矢原さんに一任し、その他の部分を担当するのが根田さん。「カフェは島内の方々向けにやっているので、空いている部屋は島外のかた向けに利用したいなと思い、宿にすることにしました。ただ、宿営業は未知の業種で何をするにも試行錯誤で。初めは知り合いにモニターとして泊まってもらって、感想を聞いて改善してを繰り返しました。」

上五島の恵が大バズり

 そしてある日、Xで投稿した画像が大バズり。「友人たちもせっかく遠くから来てもらっているので、長めの滞在の時は夕食をもてなすようになって。そしたらそれをすごく喜んでくれたので、食は満足度を高めるキーなのかなと思いました。そこで、その夕食を宿のサービスにしたんです。そして『うちの宿、離島なので夕食550円で出してるのにあんまり人がきません』と夕食を載せてXで投稿したら1500万人以上の方が見てくださって驚きでした。」写真には、蒸し牡蠣、アジやタコ、ヒラメなどの海鮮丼にお味噌汁、副菜付きと豪華。地元食材の豊かさはもちろんですが、地元のスーパーや魚市、いただきものなどを使って工夫された根田さんの献立がなせる技です。

新たな挑戦

 「宿を多くの方に知ってもらう事は出来ましたが、いざ来てもらってからのおもてなしはまだまだ改善して行きたいです。とはいえ、今は本業でもある漫画の方が全然描けていないので、宿の営業日を絞ったりしながら、満足していただける宿と両立させて行きたいです。」有川港から徒歩でも10分かからない立地ながら、海が見えないという意見もちらほら。「歩いて3分くらいで海辺には出られるのですが、求められているのは眼下に海が見られる宿なのだなと気付かされました。なので、焦がれ香の近くの海辺の空き家も購入し、島外の人も、島内の人も利用できるような宿を作りたいと思っています。そして、マスターのスパイスカレーがとても美味しいので、お土産品として出せるようにもして行きたいなと思っています。」

自身の発信力など、持っている力を上五島のために使いたいという想いが溢れる根田さん。きっと益々進化を遂げるであろう「焦がれ香」に目が離せません。

【基本情報】
焦がれ香
電話:080-8540-0194
住所:新上五島町有川郷772-1 営業:12:00 ~19:00
定休日:木曜

【取材・執筆・掲載】fully編集部
【掲載先】fullyGOTO2025夏号

五島の地域おこし通信【上五島編】

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新上五島町地域おこし協力隊 塩田史佳(しおたふみか)さん

自己紹介

 はじめまして!大阪市から来ました、塩田史佳(しおたふみか)です。子育て歴 17 年目、3 人の子どもを育てながら R7 年 4 月より地域おこし協力隊として活動しています。

大阪ではネイリストとして、サロンでの施術や子ども食堂でのキッズネイルをしていました。また地元のママ団体に所属し、地域の店舗紹介やイベント企画・運営などもおこなっていました。

活動内容

 主な活動は、新上五島町今里地区にあるこども未来交流センター「きらり」を活用したイベント企画・運営。きらりで皆さんが快適に過ごせるよう、掃除や道具運びからちおこの活動が始まりました。その間に出会ったママさんや地元の方から、あらゆる情報を収集。どのようなことに興味を持ち、何に困っているのかを日常会話のなかでお聞きしてきました。アイデアをカタチにすべく、地域団体さんや業者さんと連携しながら活動していく予定です。すべてのご意見を反映させるのは難しいかもしれませんが、島全体に足を運んで活動を深めていきたいです。

エピソード

五島列島の魅力は、人のあたたかさ♡皆さんとても気さくに声を掛けてくださいます。そして美しい大自然にも心を打たれますが、同時に厳しさも体感。一番驚いたことは、海辺でひとりランチをしていたときのことです。五島産の天然まぐろ寿司を食べていたところ、最後の一貫と箸一本を後ろから飛んできたトンビに取られたのです!私のラストまぐろ寿司と箸をくわえながら遠ざかるトンビに、思わず『なんでやねん(泣)』とツッコミたくなりました。

メッセージ 

こども未来交流センター「きらり」を大人も子どもも気軽に交流できるような場所にすべく、衣食住すべてをテーマにした多彩なイベントを開催したいと考えています。例えば、館内でのなぞときゲームや厨房スペースを使ったコンセプトカフェなど。これまでの経験を生かしつつ、上五島の子育て環境がもっとキラリと輝くものにしていきたいです♪

皆さん、あたたかいご支援とご協力をお願いします。

【取材・執筆・掲載】fully編集部
【掲載先】fullyGOTO2025夏号

空き家バンク相談室

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店舗情報

TEL 0959-74-3292
住所 五島市武家屋敷2丁目5-2
営業時間 月~金 9時~17時

 

デジぽち塾 福江

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店舗情報

TEL 050-3565-4948 担当 中西大輔
メール nakanishi0404@gmail.com
住所 五島市木場町 617‐4(緑丘地区公民館の下)
駐車場 なし

 

五島ではたらく若者応援 fullyGOTO2025春号 表紙の顔

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fullyGOTO2025 春号 表紙の顔 大水 翼(おおみず つばさ)さん

今回表紙を飾ってくださったのは、新上五島町ではりきゅうsalon ReAile(リエイル)を営んでいる大水翼(おおみずつばさ)さんです。毎朝ランニングをしており、コースにしている蛤浜や鯨見山展望台が好きなスポット。新上五島町で行われているトレイルランの大会にも3度出場しているそう。今回は雪や時化で延期が続いた表紙撮影でしたが、寒い中素敵な表情をたくさん見せてくださいました。

進学、そしてコロナ禍

新上五島町有川郷出身の大水さん、福岡にある専門学校へ進学し3年間鍼灸を学びました。そのまま福岡での就職を考えていた矢先、コロナ禍に。博多・天神地区のお店も閉店や新卒採用を中止するところが多く悩んだ末、2021年に帰島しました。そして、鍼灸サロンを開業。最初は出張施術と、ご実家である居酒屋 絵衣琉(エイル)の座敷部分に施術台を設置しての施術を行っていました。

それから一年

初めはコロナ禍の様子を見て都会に出るかどうかも考えていた大水さんですが、開業から1年、通ってくださるお客様が増え、このまま上五島で続けたいと思うようになりました。「地元で始めて良かったと感じるのは、お客様に対してしっかりと向き合えることです。最初は身近な人や知り合いが多かった事もあって、その方々の悩みに寄り添って治療方針を決め、より深く丁寧に施術できる機会を1年目から持てたことは、とても有り難かったです。多分大きいサロンでは、数年経たないとできない経験かもしれないので。」ご自宅の車庫だった部分を個室サロンに改装し、はりきゅうsalon ReAileをオープンしました。予約と予約の間は時間を開けているので、人目を気にせず自分時間を過ごせる場所です。

美容そして健康

「学生時代、最初はスポーツトレーナーなどになるスポーツコースに在籍していたのですが、途中から美容コースに興味を持ち、転向しました。今のサロンも美容に特化した院にしようと始めて、お客様は30〜50代の女性の方が多いです。」とはいえ、地域がら高齢者の方も多く、肩・腰・足の痛みなど、治療目的の方も増えているのが現状です。「健康はやはり悪くなってから、痛くなってからでは、治りの早さが違ってくるので、定期的なメンテナンスも大事かなと思います。上五島の人たちの健康寿命を伸ばしていきたい想いがあるので、治療面も通いやすいような価格設定にしています。」この想いは院名であるReAileの由来にも込められています。「『Re:再び』と『Aile:フランス語で翼』から『再び来院いただけるように、責任を持ってお客様をケアし続ける』という想いと、自分の名前にかけて名付けました。高度な施術はもちろん、根本解決に向け、共に寄り添った治療を行うのがモットーです。」

もっと多くの悩みに寄り添いたい

「最近は、フェイシャル美容の分野や、美容整体のメニューも増やしており、4月からはダイエットサポートも検討中です。やはり、施術前後で変化が見られると自分自身もとても嬉しいので、様々な悩みにアプローチできるようにしたいです。」一人一人に真摯に向き合い、上五島の皆さんの健康と美容の悩みの解決に取り組む大水さん、応援しています!

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【取材・執筆・掲載】fully編集部
【掲載先】fullyGOTO2025春号

第42回 五島で輝いている人

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またたび 水野 孝史(みずの たかふみ)さん/さくらさん

孝史さんは広島出身。奈留島に移住し 2 年間漁協に務め、魚捌きはお手のもの。次なる目標はクラフトビール作り。さくらさんは福岡出身、元看護師。チベット系インド人の父と日本人の母を持ち、太陽のような笑顔が素敵な看板娘。

 奈留島の港からほど近い場所にある「居酒屋 & Bar またたび」。オープンから約2年、人々の憩う場として定着しているこの場所には、いつもたくさんの笑顔が集まります。

縁がありすぎた二人

ご夫婦は大の旅好き。二人の出会いはまさに旅の道中でした。

孝史さん:「二人ともバックパッカーひとり旅中で、最初に会ったのはバングラデシュ。その後にインドの旅でも再会して、さらにジョージアの旅でも再会して、という感じで。」

さくらさん:「宿の階段を上がってきたのが知った顔で、『あれ⁉︎』みたいな(笑)びっくりだったよね。」

その後コロナ禍となり、国外への旅ができなくなった二人は日本で再会し、遠距離での交際を開始しました。

奈留島に移住

孝史さんは奈留島に移住し、漁協で働き始めます。釣り好きなこともあって、奈留での暮らしは最高そのもの。

孝史さん:「さくらの仕事の区切りのタイミングで、『奈留に来たら?』と誘いました。彼女も気に入る場所だろうなって思ったし、奈留に住み続けたいなぁという気持ちもあって。」そんな中でまたも今につながる縁が。

孝史さん:「たまたま釣り場で会ったのが、ここの建物のオーナーで。昔薬局だったこの建物を買って2階は宿にするけれど、1階はまだ決まっていないとのことだったので、ここで何かやらせてほしい!とお願いしました。」

さて何をしようか

さくらさん:「とはいえ最初は何をしようか決まってなくて、ハンバーガーとか焼肉とか色々考えてたよね。」

孝史さん:「そうそう。それで福江島に遊びに行った時に、港近くの居酒屋『こんねこんね』に行った時に、そこでさくらさんがバイトをすることになって。」そのうち「料理も修行してみる?」という提案が。孝史さんも漁協の仕事が休みの週末だけ福江島に行き、「こんねこんね」で料理修行を始めました。

さくらさん:「飲食店をやろうかっていう中で、飲食店で働いたことがなかったから、二人とも本当にありがたい経験だったよね。」

孝史さん:「しかも、1ヶ月間週末だけ、お店を任せてもらう経験までさせてもらいました。お店のメニューも全て奈留のお店で使っていいよと言ってくれて…本当にすごいことです。」こうして自然な流れで居酒屋をやることが決まりました。

なんだか行きたくなるお店

そうと決まれば内装工事。二人はDIYで店舗を作っていきました。

さくらさん:「いろんな人が手伝いに来てくれて、ちょっとずつ完成していった感じでした。みんなが『まだできんとか?』と気にして覗きに来て、サグラダファミリア状態でした(笑)。」

想定よりもオープンまで時間がかかりましたが、その分、多くの人たちにとって気になる場所、楽しみな場所になった様子。開店から今まで、お客さんが0人だったことがないそうで、お店がずっと奈留島の居間のような、心地よい場所であることを感じます。

孝史さん:「みんな、ここに来たら誰かに会えるのを楽しみにしてくれている感じがします。奈留の人は誰にでも気さくに話しかける人が多くて、それが魅力だと思っていて。観光で来た人は、ぜひうちの店に来てもらえれば、地元の人との交流は完璧です(笑)。」

さくらさん:「本当にそう。いつも気にかけてくれる人たちがいるから、私たちも楽しく続けられています。」

縁がずっと繋がる場所

話を聞けば聞くほど、この場所はいろんな縁が繋がり続けたからできた場所であり、それは二人の人柄が引き寄せるものでもあると感じます。

店名である『またたび』は、猫好きなことともう一つ、二人の出会いのきっかけでもある「旅」にかけ、「また旅してきてもらえるように」という思いが込められています。

福江島からは30分強で行ける距離。島民の方も、五島列島に旅行する方も、奈留島、そして水野夫妻の魅力あふれる『またたび』という縁のパワースポットに、ぜひ一度訪れてみてください。一度訪れたらきっと、また行きたくなるはずです。

またたび
📍 住所:五島市奈留町浦1815-13
📞 電話:090-5301-4223
🗓 定休日:月曜日

インスタはこちら ↓

【取材・執筆・掲載】fully編集部
【掲載先】fullyGOTO2025春号

五島の地域おこし通信【五島市編】

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五島市地域おこし協力隊 川口海渡さん

自己紹介

昨年の4月に着任した川口海渡です。地域拠点の創出をミッションとして活動しています。兵庫県生まれで中学までは野球をしていましたが、高校からは音楽や映画にのめり込み、伝統文化や祭りにも興味を持つようになりました。いろいろな土地を訪れるうちに、地域の繋がりや伝統を守り遺すお手伝いがしたいと思うように。離島暮らしに憧れていたこともあり、五島市地域おこし協力隊の試験を受け、ご縁あり五島に来ました。

活動内容

地域の皆さんが気軽に集まれる場所を作っていくためには、信頼関係の構築が何よりも大切です。1 年目は五島の皆さんに顔を覚えてもらうために、とにかく色々な祭りや地域行事に参加させていただきました。その後の宴会にも招いていただくことも多いのですが、五島の皆さんは本当にお酒に強く、いつもふらふらになるまで酔ってしまいます。しかし、その甲斐もあってか「川口くん!」と呼んでくださる方が増えました。五島には利害ではなく信頼で成り立っている関係が色濃く残っていて素敵だなと感じています。

五島の未来へ

五島を 100 年後も住み続けられる町にするためには、物質的な豊かさだけでなく、精神的な豊かさを守っていく必要があると思います。どれだけ便利な町でも、愛着が持てなければもっと便利な町に引っ越してしまいますから。町から学校や商店がなくなり、空き家が増え、笑い声が聞こえなくなっていく。それって理屈抜きにすごく悲しいし、寂しいことだと思っています。この景色が好き、このお祭りが好き、この町の人柄が好き…五島の豊かな自然から生まれる文化や暮らしを守るお手伝いをするため、日々活動しています。

お願い

現在、玉之浦地区の交流と観光の拠点づくりをしています。木組みの欄干が残る築 80 年以上の古民家を、カフェスペース付きのゲストハウスに改修する予定です。五島の歴史と魅力を伝え、住民と旅行者が交流し新たな価値観が生まれていく場所にしたいと思っています。温泉卓球同好会という YouTube チャンネルで改修の様子も配信していきますので、ご視聴&応援のほどよろしくお願いいたします!

YouTubeチャンネル:温泉卓球同好会

【取材・執筆・掲載】fully編集部
【掲載先】fullyGOTO2025春号

ヤマト運輸

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店舗情報

TEL 0957-52-1520
メール y0930031@kuronekoyamato.co.jp 担当:宮浦

 

福江空港ターミナルビル株式会社

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店舗情報

TEL 0959-72-7311
メール soumu@fuj.ecnet.jp