ねこたまshop&cafeから県道162号線に出たら、戸岐方面へ。見えてくる真っ赤なアーチ型の戸岐大橋。奥浦と戸岐・宮原地区を結ぶこの橋は昭和54年に架けられました。

それまで、渡海船で戸岐湾を渡るか、陸路の場合は岐宿地区を経由しなければなりませんでしたが、この橋が架かり、島内の交通の便は格段に向上し、暮らしが豊かになりました。晴れた日は空の青さと赤い橋のコントラストがとっても綺麗!

眼下に広がる戸岐湾の絶景にも息を飲みます。

また、橋の右側正面に見える久賀島には、洋館のような浜脇教会堂がこちらを向いて建っていて、思わず手を合わせたくなります。映画『くちびるに歌を』でも登場したスポットでもあり、五島の観光名所の一つにもなっているこの橋。

時間があれば、戸岐集落まで足を伸ばし、真っ赤な橋の裏側を下から見上げてみるのもおすすめです。
住所:長崎県五島市戸岐町
アクセス:福江港から車で15分
【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび





途中立ち止まり海を覗き込めば、打ち寄せる荒波に侵食されたゴツゴツした岩の層がクッキリと見え、その勇敢な姿は自然の偉大さを感じさせてくれます。
ここからも、向かいの久賀島にはちいさな浜脇教会堂が見えますよ。
行き止まりまで進むと、半泊集落の小さな港とコバルトブルーの海が見えるので、行く前に見ておくのもおすすめです。

右手には宮原公民館と大きな文字で書いてある建物があり、その左奥にひっそりとたたずむ宮原教会堂。
民家風ですが、屋根には立派な十字架が掲げられています。宮原は大村藩から移住したキリシタンが潜伏した集落の一つで、復活後は1885年にペルー神父が巡回しミサを捧げ、当時の総代など十数人が洗礼を受けたと伝えられています。現在の教会堂は昭和45年に信徒たちが資金を出しあって改築され、今も大切に守られています。
周辺は掃除が行き届き、入口を流れる小川には、小さな川魚がたくさん泳いでいて、豊かな自然を感じることができます。中に入ると清潔感のある聖堂には生花が飾られ、優しい笑みを浮かべたマリア像が歓迎してくれているよう。小さいけれど、どこか温かさを感じる素敵な教会堂ですよ。
あとは道なりに下って行くと半泊集落に到着。
目の前にあるこんもりとした小さな島がトレードマークの半泊ビーチは、砂浜ではなく玉砂利の小さな海岸で、波に洗われたつるんとした丸い石が特徴。
耳を澄ますと波の満ち引きに合わせ石が擦れ、まるで歌っているかのよう。手前から眺めると海の色のグラデーションにも息を飲みます。海と山と空だけの生活音の無い空間に身を置くと、心まで洗われた気分になります。
波打ち際で遊べるだけでなく、山裾の岩場で磯遊びや、海岸線の先の防波堤で魚釣りもでき、一日いても十分楽しめます。コンパクトなビーチなので、小さなお子様連れでも目が行き届き、安全で楽しい海遊びができますよ。







屋根には白い十字架が乗っており、これがないと教会とは気付かないような外観ですが、教会内は明るい白と水色の配色でホッとする可愛らしさ。内部は三廊式になっており、しっかりとした教会堂の様式です。
ここ半泊集落にも江戸末期、大村藩から数家族の潜伏キリシタンがやってきましたが、全員が住み着くには狭すぎたため、半数だけがここにとどまったことから「半泊」と呼ばれるようになったとか。
アイルランドからの寄付と信徒の労働奉仕により、鉄川与助の施工で3年をかけ1922(大正11)年に完成しました。
正面には教会を台風の被害から守るため、信徒達が半泊海岸の石を集めて築いたという立派な石垣があります。ミサは月に1回、浦頭教会の神父様の巡回により行われています。
半泊教会堂のすぐ先に手作りの可愛い看板があり、細い坂道を少し上がると、佐藤さんご夫婦が営む「cottage.smoky 」「さとうのしお窯」そして最近オープンした「直売所 salty sugar」があります。
半泊教会堂と、半泊ビーチを見下ろす位置にあり、その美しい景色にしばし見とれてしまうほど。
一日一組限定のコテージにはキッチン設備が整っていて島の食材を好きに調理でき、今では珍しい薪で沸かす五右衛門風呂もあるので、リアルな田舎暮らしが体験できます。
ご主人が作る塩は、半泊湾の満潮時の海水から作られていて、天日干しで仕上げたミネラル分豊富なシンプルなものと、イカ墨入りの黒塩の2種類。50g入りのパックもあるので、お土産に最適ですよ。予約をすれば塩作り体験もできます。
直売所では、塩のほかに、地域で採れた農・海産物も販売していて、ドリンクや軽いスナック等も提供しているので、天気のいい日は外のウッドデッキで、半泊の風を感じながらゆっくり寛ぐこともできます。













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