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わくわく乗船券・五島市・GoTo Sea Lover 花村潜建

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水平線まで続く青のグラデーションに、海底まで見えるほどの透明度。そんな五島の海を見ると、ダイビングやシュノーケル、水上バイクやSUPなどのアクティビティを体験したくなりますよね。今回ご紹介させていただく「Goto Sea Lover」で体験できる〝ダイブウォーク〟は、他のアクティビティとは一味違う体験ができます。

ダイブウォークとは、船上からホースを通して空気を送ることができる専用ヘルメットを被り、地上と同じように呼吸をしながら海中を楽しめる、海外のリゾート地でも人気のアクティビティです。

マリンウォーク・オーシャンウォーク・シーウォーク・シーウォーカー・など呼び方はいくつかありますが、どれも同様にダイビング気分が味わえるアクティビティです。

日本で体験できる施設は数少なく、長崎県内でダイブウォークを体験できるのは、この「Goto Sea Lover」のみ!シュノーケルやダイビングなどのアクティビティとの大きな違いは、泳ぎが苦手な人もヘルメットを被るだけで体験できる点。

海中を散策する他のアクティビティの中でもハードルが低く、のんびりと〝水中を散歩できる〟ノーストレスなマリンアクティビティであるところです。

「Goto Sea Lover」では、それに加えて五島ならではの体験をすることができます。私が体験した際は、水中散歩をしている途中に五島名産であるイカの卵を見ることができ、さらに釣りの名スポットにもなっている、アジやヒラスの魚群への餌やり体験ができました。

ダイブウォークを終えたあとには、シュノーケルの体験もできます。イソギンチャクに住むクマノミや、岩場で泳ぐタコを見ることができ、半日で五島の海を思う存分に楽しめました。

海上のスポットに到着するまで、ソファや机、トイレの設備の付いた船で移動できるので快適な船旅を味わうこともできます。

体験を通してどの部分も、海が苦手な方でも気軽に体験できるようなアクティビティになっているので、五島を訪れるのであれば、ぜひ一度体験してみてください。

集合場所:奥浦戸岐向漁港 青い桟橋付近 ■所要時間:120分 ■営業時間:9:00~17:00 ■体験料金: 大人、小人(145㎝以上)10,000円/※小学生以上シュノーケルプラン 6,000円/乗船のみプラン(小学生以上) 3,000円 ※料金代に含まれる物:ダイブウォーク(ツアー代、シュノーケル代、スーツレンタル代、乗船料、保険料) ■催行人数:2人~ ■予約方法:LINE(LINE ID: @gotosealover) ■申込期間:前日の15:00まで ■連絡先:長崎県五島市吉久木町159-1(花村潜建)℡090-8415-0260 

【注意事項】3密、咳エチケット、経済産業省の推奨する消毒方法で器材の消毒に努めています(新型コロナウイルスに対する対応)

体験取材ライター:木村 駿斗

長崎しま旅わくわく乗船券

【掲載先】fullyGOTO2020秋号

【福江】繁栄堂

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五島市役所から歩いて3分ほどのところにある「繁栄堂(はんえいどう)」。先代から受け継いだロングラン商品の大判焼き、たい焼きをはじめ、パンダ焼き、たこ焼き、お好み焼など日本人が慣れ親しんだ味をご夫婦で作り続けています。


2代目であるご主人は、先代から受け継いで28年あまり。商品ラインナップも随分増えました。

中でも人気のもちもち食感「白いたいやき」は皮の色が7種類もあり、中の餡も、定番のあずき、白餡以外に、春は桜、夏はヨモギ、秋は栗など季節限定ものもあります。
最近では高血圧や糖尿病の方も安心して食べられる、糖分控え目の「薄皮たい焼き」も大人気。おやつや手土産にと、大量に買いにくる人もいるそう。


日々アイデアを考えるのが楽しいと話すご主人。時にはお子さんたちと一緒に考えることもあるそうです。子供から大人まで大好きな日本のお菓子の定番「大判焼き」には、五島市のゆるキャラ「つばきねこ」が焼印されているのもありますよ。

住所:長崎県五島市幸町7-6
電話:0959-74-3194
営業時間:9時半~10時(焼きあがり次第)から18時半
定休日:不定休 (月2回ほど 日曜が多い)

【福江】コーヒー山

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福江港から丸木漁港方面へ車で5分(徒歩約15分)。福江魚市の前、広い駐車場の一角にひっそりと佇む移動販売のコーヒー屋さん「コーヒー山」。


魚市が賑わい始める早朝6時からオープンしていて、魚市関係者や、漁師さん、島に渡る船の乗客たちの朝の憩の場となっています。

メニューはコーヒーとカフェオレのみでどちらも一杯200円。カウンター前に置かれたベンチでは、常連さんたちが暖をとりながら他愛もない会話で1日をスタートします。

福江空港の近くで、自家焙煎コーヒーの店をされていた店主。移動販売に変更して10年、当時と変わらない味を多くのファンに提供し続けています。当時と違うのはドリップに使う水。岐宿町打折地区の湧き水が気に入り、常連さんに配達してもらっているそう。「飲んでみる?」と淹れてくれたコーヒーは、まろやかでコクがあり、それでいてスッキリとした味わい。物静かな店主と朝のドリップコーヒーは、今ではこの場所になくてはならない存在となっています。

住所:長崎県五島市 新港町7-22
営業時間:6時から9時まで
定休日:隔週日曜
※スーパーバリュー本店前でも10時から14時営業。 定休日は 隔週月曜

【福江】moimoi

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五島市役所から歩いて5分。青い屋根と、白壁に茶色のドアがまるでお菓子の家のようなこちらのお店は、テイクアウト専門のサンドイッチ屋さん。coffee &sandwichのお店「moi moi(モイモイ)」。


早朝から開いていてさっと持ち帰ることができるので、通学前の学生さんや、朝の船に乗る方など、年齢問わず多くの方が利用しています。朝のピークはオープンから8時半頃で、陳列棚が空っぽになることもありますが、すぐに出来立てサンドイッチが並びます。定番メニューのほか、日替わりや9時から注文可能なオーダーサンドイッチ、ハンバーグなどのデリ(洋風お惣菜)メニュー、そして飲み物やデザートまで充実。


旬の野菜を使い、他にはないもの、飽きのこないものを提供できるよう心がけているというこのお店。店内には地域のイベント情報なども貼られているので、観光前に立ち寄るのもいいですよ。

住所:長崎県五島市幸町8-17
電話:080-2742-6041
営業時間:7時~18時
定休日:木曜日

【岐宿】山口商店

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福江から続く県道27号線を玉之浦方面へ進み二本楠交差点を右折、田園風景の中を走る直線を進むと左側に見えてくるいくつもののぼり。

生活雑貨メインのこのお店「山口商店」の一画で販売しているのはホットサンドやコーヒー、タピオカ、シェイクなど、子供や女性が好みそうなメニュー。夏場はこれらにかき氷が加わります。


始めた頃はカキ氷のみでしたが、近所の子供達が集まるようになり、少しづつメニューが増えて行ったのだとか。流行も取り入れたメニュー開発は常にしていて、今人気のタピオカドリンクは、乾燥タピオカを茹でる所から作られているというこだわりよう。


また、ここはお弁当も「安くて美味しい」と人気があり、12時前には売り切れてしまうので予約するのがオススメです。店内でも外でも飲食OK。目の前がガソリンスタンドなので、車の給油も一緒にできますよ。

住所:長崎県五島市岐宿町中嶽1077-1
電話番号:0959-83-1005
営業時間:8時半~18時半(土曜、祝日のみ18時まで)
定休日:日曜日

【特集】岐宿町②

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★美味しい米と果物を育む岐宿町!

火山の噴火でできた福江島。その噴火口の一つがあったと言われる山内地区。火山活動の終末と同時におびただしい堆積物を容したまま広大な盆地を形成し、周囲の山なみから流れ出る豊富な水が盆地全体を条件の良い水田地帯にしました。


岐宿町は東に権現嶽、南に八本木山、西に霊峰七ツ岳、五島列島最高峰父ヶ岳等の山岳が連なり、北は東シナ海に面しています。この東南西の山岳を源とする多くの渓流が合わさり、水量豊富な、一の河川、浦の川、鰐川、大川原川の主要河川となって北流。岐宿湾と水ノ浦湾に注いでいて、中央部を貫流する鰐川流域には、県下屈指の穀倉地帯である島内最大の水田地帯「山内盆地」が広がっています。言うまでもなく、ここで採れた米が美味しくないわけありませんね。

山内地区では現在、この豊潤な水を利用し米だけでなくメロンやいちごの栽培も行われていて、甘くてみずみずしい味を求め全国からの注文が殺到しているのだそう。一度ご賞味あれ!

★ジオサイトがいっぱいの岐宿町!

ジオパーク認定を目指している五島市。その構成要素であるジオサイトが、ここ岐宿町には数多く点在しています。2千万年前ユーラシア大陸から分離し日本列島が生まれ、その後地殻変動で北東と南西に引っ張られ大きな5つの島に分かれてできた五島列島。火山の噴火などで山や周辺の島々が作られ福江島も形成されました。


地殻変動による地層の褶曲や波の浸食でできた奇岩など、壮大な景色を島のあちこちで見ることができますが、ジオサイトはその景観だけではありません。

大地の上に広がる動植物や生態系、文化や歴史の全てがジオサイト。岐宿町には弥生時代の住居跡「寄神貝塚」や旧石器時代から縄文時代の土器や石器が発掘された「茶園遺跡」「鰐川遺跡」があり、古代人の足跡が明らかになっています。また、希少な植物「タヌキアヤメ群落」や長崎県で見られる海岸植物の約1/3が生息している「八朔鼻海岸」など、ジオパークを構成する要素がいっぱいです。

ぜひ火山島ならではの見どころを探してみてください!

【特集】岐宿町①

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★五島の中心だった岐宿町!

五島家最初のお殿様、宇久家八代覚公が勢力拡大のため宇久島を後に福江島へ移り、最初の城を築いたのがここ岐宿町。城があったとされる眺望の良い城岳には今も石垣が少しだけ残っています。また岐宿町には、630年前覚公により遷宮され、現在五島四社のひとつである「巌立神社」があります。

珍しい原生植物が数十種類茂る社叢は、昭和45年、県の文化財(天然記念物)に指定されました。

さらにこの神社では600年以上続く例大祭が毎年9月中旬に行われていて、白装束の若者たちが担ぐ神輿が天狗とともに町内を巡行。翌日奉納される神楽は平成14年、五島神楽として国選択無形民俗文化財にも指定されました。
岐宿町で五島統治に尽力した覚公は、わずか6年で逝去。自らが建立した寺院「金福寺」に眠っています。600年以上も前この町にお殿様がいたなんて、お墓を目の前にすると感慨深いものがあります。誰でもお参りすることができるので一度行ってみて下さい。

★日本遺産がある岐宿町!

そのむかし、遣唐使船が風待ちや食糧や水の補給のため五島に寄港し、唐に出発したと伝えられていますが、岐宿町の白石地区も寄港地の一つであった事をご存知でしょうか?


大陸文化導入のため630年から始まった遣唐使船は、第14次から17次まで五島経由で実施され、岐宿町の白石湾(川原ノ浦)は、その寄港地として肥前風土記にも記されています。

その際、船の後ろ部分「とも」の綱を結んだと言われる石が、平成27年、日本遺産に認定されました。

高さ1m弱の「ともづな石」は仏像などと一緒にコンクリート製の祠に祀られていて、遣唐使船事業がなくなったあとも、航海安全・海運繁盛祈願として地元の崇敬を集めています。このほか遣唐使が出航を判断するために登ったといわれる山「障子ヶ岳」や、遣唐使船を修理したと言われる「轆轤場(ろくろば)」など、岐宿町には遣唐使船にまつわる伝説や遺跡が今も多く残り、後世に語り継がれてます。

 

空海記念碑 辞本涯

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遣唐使が最後に寄港したとされる、三井楽町の柏崎公園にある石碑。
空海の道徳を顕彰する為、空海像と共に建立されました。

「辞本涯」とは「日本の最果ての地を去る」という意味で、第16次遣唐使船で唐に渡った空海の書物に残されていた言葉です。
また公園内には他に、万葉集で詠われている「遣唐使として旅立つ我が後の無事を祈る母の詠」が刻まれた歌碑も建立されています。

碑の横に並んで雄大な東シナ海を眺めると、かつて命懸けでこの海を渡った空海達の想いに触れ、感慨深い思いで胸を強く打たれます。

三井楽町柏
福江港・福江空港から車で約45分

明星院

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田園地帯に佇む寺院。五島における真言宗の本山で、五島藩代々の祈願寺でもあります。五島の中で最古の寺院です。
明星院という名前は、空海が唐からの帰りに立ち寄り済世利民を祈願した際、まだ夜明けにはやや早い時間、弘法大師のちょうど真後ろ、日の出の方角とは違う方向から凄まじい光が差した事が由来だと言われています。
本堂の天井には、五島藩絵師であった大坪玄能によって121枚もの鮮やかな花鳥絵が描かれている。また鎌倉室町時代の仏像仏具も数多く奉置されており、中には重要文化財に相当する逸品もあります。

五島市吉田町1905
0959−72−2218
福江港から車で約15分、福江空港から車で約10分
拝観時間 9:00〜17:00(12:00〜13:00は休み)
拝観料 無料
定休日 毎週月曜日、毎月1・28日、8/13〜8/16、12/28〜1/8

大宝寺

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玉之浦町にある真言宗の寺院。701年に建立されたと伝えられいます。
806年に、留学の為遣唐使に随行していた空海が帰朝の途、大宝の浜に漂着し、その後日本で最初の真言宗の講釈を行った寺院である。大宝寺を中心に真言密教を広めたことから「西の高野山」とも呼ばれています。


毎年10月には弘法大師の縁日として、真言密教の護摩法要が行われ、島内外から多くの方がお参りします。
五島八十八ヶ所巡拝の八十八番礼所でもあり、境内には「弘法大師霊場 祈願お砂奉安 四国八十八ヶ所巡拝御砂踏處」と書かれた大師堂があります。