五島列島を満喫するフリーマガジン「fullyGOTO」と地元在住のライターチーム「fumoto」が取材した記事を発信する、情報サイト

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勘次ヶ城跡

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「勘次ヶ城跡」は富江半島の山崎海岸にあります。石塁の名匠と呼ばれる大工の勘次がカッパと共に1人で作ったとの逸話も。

この「勘次ヶ城跡」を築いた際に用いた石は、日本古来の築城に使用していた大石ではなく、1人の力で処理できるような石を使用していることから、そのような話が生まれたとも言われています。

城跡というイメージよりも砦のような形状をしており、「海賊のお宝の保管として利用されていた」という話や、人骨が発見されたことから「祭祀場に使われていたのではないか」という様々な憶測がされており、まだまだ未解明のミステリアスな建造物。

石塁には草木が絡み、人工的な建造物と自然とのコラボレーションが魅力的です。

長崎県五島市富江町岳山崎
0959-86-1111(五島市富江支所)

 

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

只狩山展望所

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福江島の富江半島ににある只狩山。その頂上にあるのが「只狩山展望所」です。福江島のシンボルでもある「鬼岳」や富江の街、富江湾に浮かぶ島の数々を一望する事ができます。

桜の名所としても知られており、展望所を囲うように桜の木が咲き誇る姿は圧巻の一言。その姿を一目見ようと、地元の方々や、観光客が訪れ花見を楽しんでいます。

富江は、その昔珊瑚漁で栄えており新田次郎氏の小説「珊瑚」の舞台にもなった場所です。新田氏を記念した石碑も展望所内に建てられていますので、「珊瑚」を一読したのちに立ち寄ってみるとより深く楽しめると思います。

景色と共に富江の歴史を感じることのできる「只狩山展望所」に是非一度足を運んでみてください。

長崎県五島市富江町狩立
0959-86-1111(五島市富江支所)

 

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

さんごさん/CORAL COFFEE

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富江町の古民家を改装した私立図書館「さんごさん」は、従来の図書館とは違い、本棚には、たくさんの人から「人生の3冊」として寄贈を募った本が並んでいます。
ただ「本を読む」という形ではなく、本を読みながら、本の向こう側に、寄贈した方の思い、価値観など、人物像が想像でき、より人間臭さのある読書ができます。
館内は地元の方や、島外から五島を訪れる方の交流の場となっており、多様な価値観を肌で感じられます。

併設されているコーヒースタンドの「CORAL COFFEE」では館長焙煎のこだわりのコーヒーを味わうことができるので、是非コーヒーブレイクをしながら「人」を堪能してはいかがでしょうか?

さんごさん/CORAL COFFEE
長崎県五島市富江町富江280-4
館長 大島ケンタ
※旅行で訪れる際には事前予約推奨

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

箕岳

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「箕岳」は、裾野に「箕岳園地」があり、綺麗な円形の芝生公園になっています。公園ではボール遊びなどを十分に楽しめる広さもあり、周囲を桜の木が取り囲み、小さなお子様にも安心して遊んでいただけます。

春には一面に広がる桜を眺めながら「花見」に訪れる人で賑うことから、桜の名所として多くの方に知られています。


 「箕岳園地」から188段の階段を登った山頂には、展望所があり、山と海の両方の眺望を楽しむ事ができます。

山側は「鬼岳」「火ノ岳」海側には、赤島、黄島、黒島という360度パノラマの絶景は「箕岳」の最大の魅力です。ここでしか味わえない贅沢を「箕岳」で体験していただきたいです。

長崎県五島市向町
0959-72-6111 (五島市役所)
福江港から車で20分

 

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

Orenchi

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6月5日にオープンしたばかりのcafe&bar「Orenchi」。お昼はタコスなどの軽食と、35種類のソフトドリンクが取り揃えられており、夏季限定でひんやり涼しいかき氷メニューも追加予定。夜には、予約制の貸切barとしてご利用できますので、プライベート空間で美味しいお酒を楽しめ、さらにテラス席はでプライベートBBQをすることもできます。

BBQでは食材の持ち込みにも対応しておりますが、手ぶらでもBBQができるので手軽で非常に便利です。


テレビゲームをしたり、静かに仲間と語り合ったり、プライベートなくつろげる空間で、それぞれのオリジナルの楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょうか??

Orenchi
長崎県五島市三尾野町1003-1
080-3184-5159

 

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

鬼岳

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五島市福江島のシンボルと言われている「鬼岳」は、全面が芝生に覆われているため、輪郭が非常にはっきりとしている曲線の美しい山です。

 

望所まで歩くと、福江の市街地や、近くの島々を一望する事ができます。

日中には凧揚げや、草スキー、ピクニックなどが楽しめ、日没後には、五島でも有数の星空スポットとして多くの方が訪れます。空一面に広がる星空は、その綺麗さと迫力のあまり、距離感が掴めず、手を伸ばすと星が掴めるような感覚に陥ります。

昼も夜も、それぞれ違った角度から五島の自然を感じさせてくれる鬼岳は、福江島を訪れる際には必ず訪れておきたいポイントです。

長崎県五島市上大津町
福江港から車で15分

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

下大津の展望台

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下大津の高台にある展望台からは、福江の市街地や海に浮かぶ島々の絶景を眺める事ができます。福江の街中から近い距離にあり、駐車場もあるので、長い道のりを登ったりする事なく、手軽に絶景を楽しむ事ができる展望スポットです。

福江港を出入りする船の動きを眺める事ができるのが魅力。そこを行き交う人々の情景を想像しながら眺めて、しばしゆっくりと流れる時間を楽しむのもおすすめです。

福江の市街地を一望できるスポットとして有名な「鬼岳」とは、また違った角度から福江の市街地や海を眺める事ができます。
道路沿いに展望所があるので、移動中に景色を楽しみながら一息つく休憩所としても利用する事ができます。

長崎県五島市下大津町1062

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

常灯鼻

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昭和58年に市指定文化財となっている「常灯鼻」。福江城を築く際に城の北東から吹き寄せる大波を防ぎ、築城工事を円滑にするために作られたと言われており、防波堤の役割の他に灯台としての役目も担っていました。
台上には、航海の安全と豊漁を祈願して、金比羅神社の祠が祀られています。

港にどっしりと構え、船舶を見守っているその姿は、160年前に作られたものとは思えないほどに美しく神秘的な雰囲気があり、島の歴史を感じる事ができます。

福江港のすぐそばにあり、少し足を伸ばせば近くまで行くこともできますので、港近くにおよりの際は、ぜひ「常灯鼻」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?長崎県五島市東浜町
0959-72-6111(五島市役所)
福江港から徒歩5分

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

五島椿森林公園

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福江のシンボルと言われている「鬼岳」の中腹にある「五島椿森林公園」は、2010年に国際優秀椿園に認定されています。約259品種、約2800本の椿が植えられており、園内を散策も可能。様々な椿を観察する事ができますので、冬の椿が咲き誇る時期にはおすすめです。


また園内中央部には、草スキーができる芝生の斜面があり、アクティビティを楽しむ事ができる公園としての一面も持っています。

芝生が整備されていて、休憩所もあるので、ピクニックをするのにも最適。すぐ側には鬼岳があり、海を眺める事もできるので、海と山の両方の景色を一望しながら、これ以上ない贅沢な食事の時間を楽しむ事ができます。

長崎県五島市上崎山町

 

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

五島ではたらく若者応援 fullyGOTO2020秋号 表紙の顔

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fullyGOTO 2020年 秋号 

表紙の顔 松永 亜矢加さん

今回、秋号の表紙を飾ってくれたのは、松永 亜矢加(あやか)さん 27歳。五島海陽高校を卒業後、佐世保に本社を持ち医薬品、医療用衛生材料、介護用品、福祉用具を販売する企業、東七(株)の五島営業所に就職し、今秊10年目を迎えます。週に3~4回はバドミントンをしているというスポーツウーマンで、ベリーショートがよく似合い笑顔が素敵な女性です。仕事もプライベートも全力投球な彼女にお話を伺いました。

  • 天職とも思える仕事との出会い

五島海陽高校で、ビジネス活動に必要な幅広い知識を学ぶビジネス系列を専攻していた亜矢加さん。卒業後は、学んだことを生かせる仕事に就きたいと考えていた時、今の職場の求人に出会います。「毎年求人があったわけではないので、この会社に入社できたことは本当に運が良かったと思っています。島外企業も視野に入れていましたが、母が背中を押してくれたのも大きく、地元就職を決めました。仕事内容は医療機関や調剤薬局などの得意先から注文を電話で受けたり、発注や配送の手配をするのが主な業務ですが、人手が足りない時は、商品課の手伝いや配達をする事もあります。医薬品を扱う会社のため、薬の名前を覚えること一つとっても、本当に大変で、入社当時はとても苦労しました。薬の名前や単位を間違えたり、失敗をしてへこむ事も多く、何度泣いたか分かりません。でも不思議と『向いていないのでは?』『辞めたい』と思ったことは一度もないんです。むしろ天職だとさえ感じています。もともと人と話すことが好きなのと、職場の環境が良いことも、続けられた理由でもありますが、何より、お客様からの『ありがとう』『助かりました』などの温かいお言葉が嬉しく、ここまで頑張って来られたと感じています。時には厳しいお言葉もあリますが、電話応対は顔が見えないからこそ、相手との距離感を大事にして、これからもプロ意識を持って精進していきたいです。」

 

  • 地元五島で生きて行くということ

仕事に対し情熱を持ち、真摯に取り組む亜矢加さんですが、五島にずっと住むことを悩んだ時期もあったと言います。「高校卒業後そのまま地元に就職し、五島から一度も出たことがないと話すとびっくりされる事も多いんです。そのたびに社会勉強のために一度は五島を出た方が自分のためなのかなと悩む事もありました。でももし一度島外に出てしまったら、やると決めたらのめり込んでしまう自分の性格上、五島に帰って来られなくなるのではないかという不安もあったんです。自然豊かで人が温かい五島が大好きで、将来結婚したら五島で子育てがしたいとずっと思っていましたから、葛藤でしたね。」悩みながらも、仕事もプライベートも全力投球で向き合ってきた亜矢加さん。しだいにコミュニティも広がり、地に足が付き置かれた場所で咲こうと心が決まっていきます。「今は週に3~4回は所属しているバドミントンチームのメンバーと汗を流したり、縁あって中学生の指導のサポートもさせていただくなど、地元の交流の輪が広がっています。色んな繋がりが時にはプレッシャーに感じることもありますが逆にそれをプラスにして活かすようにしています。」また一緒に暮らす家族との何気ない時間もかけがえのないものだといいます。「母とは友達みたいな感覚です。一緒にドラマを観たり、買い物に行ったり、料理をしたり。好きなアーティストのライブにも一緒に行きますし、家族旅行は毎年恒例です。」家族や多くの仲間たちに囲まれ、今はここでの暮らしを心から楽しんでいるという亜矢加さん。社会人になって9年、いつの間にかここで生きていくことへの迷いはすっかりなくなったと話してくれました。

 

  • 恩師の言葉を胸に向上心を持って

今後の目標をお聞きしました。「仕事もプライベートも常に向上心を持ち続けたいですね。高校卒業の時、当時お世話になっていた先生から『現状維持は後退』という言葉をいただきました。正直その時は、なんとなく聞いていた言葉ですが、社会人になってやっとこの意味がわかってきました。今の自分に満足し、これでいいと思っていたら、その先の成長は見られないという、この言葉を胸に、今後も今の自分に満足せず、常にスキルアップを目指し、成長していきたいなと思っています。また年始に立てた今年の目標は『オンとオフのメリハリをつけること』。仕事とプライベートをきちんと分けて、メリハリのある生活をしたいと思っています。仕事は定時退社を心がけて、アフターファイブは自分の時間として大事にしたいです。そうすることが仕事のやる気にも繋がると思っています。あと旅行が好きなので、京都にも行ってみたいですね。5年ほど前、社員旅行でオーストラリアに行ったのですが、また海外旅行にも行きたいなと思っています。」

やりたいことがいっぱいあると話す、バイタリティ溢れるポジティブな印象の亜矢加さんですが、実は意外にも心配性で、ネガティブ思考。悩みは多いと言います。でもそれは言い換えると慎重派で堅実とも言えます。自分の人生の進む方向を、その場その場でしっかり悩み、選び抜いてきたからこそ現実に満足できているのだと感じました。これからの五島を担う頼もしい若者をまた一人見つけました。