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ロングステイを楽しもう!釣りでロングステイ②

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春に獲れる魚「マダイ」「イシダイ」

祝い事や祭事に欠かせない「マダイ」。主な漁法は定置網、一本釣り、刺し網などで、刺身はもちろん、煮付け、塩焼き、潮汁など、料理の幅が広い魚です。五島では、この桜色の美しいタイの出汁を使った「五島の鯛で出汁をとったなんにでもあうカレー」という商品が開発され、人気を博しています。

 春先から主に定置網で水揚げされる「イシダイ」は、黒とグレーの縦縞模様が特徴で、多くは活魚の状態で島外に出荷されます。貝や甲殻類の殻をかみ砕くほどの強靱な歯を持つ魚で、一本釣りで釣るには、かなりのテクニックが必要な幻の魚と言われています。釣り餌はトッポガン(蟹)、ガンガゼ(ウニ)などで、事前に餌取りをして、万全の準備で挑む方も多いようです。皮焼きの刺身は絶品なので、ぜひ食べていただきたい一品!

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

ロングステイを楽しもう!釣りでロングステイ①

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四季折々で楽しめる釣りの聖地

福江島は、五島列島の中でも一番南に位置するため、黒潮(対馬暖流)の影響を受け、釣りスポットとして大変人気の島。初心者におすすめな堤防釣りを始め、磯釣り、船釣り、筏釣り、瀬渡しといった様々な釣りスタイルを満喫できます。

 また、福江島では、回遊する魚を誘い込んで獲る日本古来の漁法「定置網漁」が盛んに行われていて、春にはマダイやイシダイ。夏場はイサキ、カンパチ、イシガキダイ、アカハタ。秋口から冬はヒラマサ、ブリ、メジナ、クロムツ、カマスなど、多種多様な魚が水揚げされています。これらの魚は、ポイントこそ見極めが必要ですが、餌や仕掛けなどのバリエーションを変えることで、船や陸からの一本釣りでも狙えます!


 海に囲まれた福江島。アジ釣りなどは、季節を問わずできるので、思い立ったら釣具店で道具をレンタルし、近くの海に出掛けてみてはいかがでしょう。

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

夜の時間を楽しむ、ナイトコース⑩

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Bar Rus

五島の幸と生ビールが、お腹を満たしてくれて幸せな気分。だけど、もう少し楽しみたいと足をすすめるのは、福江商店街アーケードを渡り徒歩3分のところにある「Bar Rus」。

 2017年5月にオープン。周囲の居酒屋からも近く、モルタルのグレーの外壁に、所々描かれたお酒の銘柄のロゴがアクセントとなり粋な外観。デジタルサイネージを利用した店舗紹介と、フラワーアレンジが施されたウインドウディスプレイに惹かれて店内へ。


 優しげな店長・原塚和輝さんが迎えてくれます。


 店内は、ブルーを基調にしたLEDに赤いイス。

大きなテレビはカラオケやスポーツ観戦もでき、お店を訪れた人たちが繋がりあいを楽しんでほしいとの心配りも。ノリの良いR&Bが、ほろ酔い気分をアゲてくれます。

カクテル好きな人には、ぜひ訪れてみてほしいお店です。店長の原塚さんおすすめは、旬のフルーツを活かした「フレッシュカクテル」。

今の時期は、いちごが人気。数量限定とのことなので、いちごのフレッシュカクテル目当てに行くのもおすすめ!


 ちなみに「Bar Rus」と姉妹店の居酒屋「松雪」も気になるところですが、次回に乞うご期待。

住所   〒853-0002 長崎県五島市中央町3番地4

TEL   0959-72-6911

営業時間 月・水〜金・日 open 21:00 last5:00
     土       open 20:00 
定休日   火曜日

飲み放題3,300円 (チャージ300円)

軽食あり

駐車場1台 Wi-Fi完備

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

夜の時間を楽しむ、ナイトコース⑨

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CAFE BAR CHIC

ゆっくりお酒を楽しみたい時に寄ってほしい!
 

 福江商店街から徒歩2分。県道49号線を左折し南西に進むと、福江のシンボル「福江タワー」がみえてきます。その近くにあるのが、ベテランマスターの岡一登志さんが営む「 CAFE BAR CHIC」。

 平成元年にオープンしてから33年。フランス語の「シック」からとった「CHIC」は、名前のとおりグレーや黒を基調とした落ち着きのある雰囲気が魅力的。店内のBGMは、マスターお気に入りのジャズかThe Beatles。カウンター越しに並ぶウイスキーの豊富さに、マスターのこだわりが沁みます。

 また、五島の地名がはいったオリジナルカクテルは、色鮮やかさに目移りしそう。一番人気は、高浜の海をイメージしたブルーのカクテル「Takahama」。皆一度は行ったことがある場所ということで、頼む人が多いそう。

 ちょっと小腹が空いたら「パスタ」もおすすめ。今日いただくのは「エビとキャベツの柚子胡椒パスタ」。素材の甘みと、後からくる柚子胡椒のピリッと感がクセになります。

 昔ながらのバーでやってみたかったこと…ロックグラスに、大きな氷とウイスキー。時々、グラスを傾けて「カランッ」と響く氷の音色。少しづつ口にふくむと身体があたたまるのを感じながら、氷が溶けていくのを待ち、ゆっくり嗜む。そしてたまにマスターと1言、2言かわしたり…..そんなしっとりとした大人な飲み方に憧れます。

 マイペースな時間を過ごしたい方は、平日の夜の方がおすすめ。ぜひ立ち寄ってみませんか?

住所 〒853-0005 長崎県五島市末広町7番地10

TEL 0959-72-6941

営業時間 昼 11:30-15:00

     (定休日 日曜、祭日)

     夜 20:00-25:30※不定休

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

夜の時間を楽しむ、ナイトコース⑧

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港大橋から福江港

 戸岐大橋から約20分。県道162号線を戻り福江市内に入り唐人橋を左折。そのまま進み小さな「丸木橋」を過ぎたそばにある福江市内から新港町を繋ぐ「港大橋」へ。ちょっとだけ街並みを覗こうと一直線の道路を進むと、住宅街へ。


 

 丸木緑地公園とグラウンドを過ぎると丸木漁港。停まっている船の光が煌々として眩い。もしかして展望台から見えていたあの部分かなと思い出す。奥まで行くと暗くなりここで、Uターン。


 港大橋へ戻ると、街灯が並ぶ漁船を照らした先に「GOTO TSUBAKI HOTEL」が。気品のある雰囲気を放ち、通りの灯りと共に福江川に映りこんでいました。そのまま左折し福江港の方へ。

 信号機、赤に捕まり一時停止。左に目線を移すと丸木漁港からのびた先に「常灯鼻」。江戸時代末期に建てられた石造りの防波堤として今もその風格を残したまま。もう少し先からみると、街灯の白い光を浴びる漁船が夜の海に良く映えます。

 普段なら、通りすぎてしまいがちな場所にある新たな魅力。夜の町をドライブしてみると、小さな瞬間との出会いがあるかも。

住所 〒853-0063 長崎県五島市新港町

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

夜の時間を楽しむ、ナイトコース⑦

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戸岐大橋

海風にあたったのもあり、ツンっと冷えた鼻をすする。
 

 暖房を一番あったかくして、さぁ出発!!
 

 メロコアバンドで一人盛り上がりながら、福江大津みなと公園から車を走らせ約25分。福江商店街から県道162号線をそのまま道なりに、奥浦地区へ入っていきます。電柱1本1本に街灯がついていて、夜の運転にも最適。地域の方の心配りを感じながら、広々した田んぼや教会を過ぎ進みます。奥浦湾を横目に進んだ先に、奥浦と戸岐半島を結ぶ真っ赤な「戸岐大橋」が見えてきました。夜に見ると一層迫力を感じます。

 新垣結衣主演の「くちびるに歌を」のロケ地の一つとしても知られています。ファンには、ぜひ立ち寄ってほしいスポットの一つ!

 晴天の時に窓を全開で走ったら、風を感じ眺めも最高なんだろうなと思いつつ…。橋の上からは、戸岐漁港の灯りが見え、夜の景色も興味がそそられます。ドライブついでに、ちょっと寄ってみたり…。戸岐漁港から見上げる戸岐大橋も流石の存在感。夜の橋のかっこよさもぜひ堪能してほしい!

 さぁ、福江市内へ戻ります

住所 〒853-0054 長崎県五島市戸岐町

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

夜の時間を楽しむ、ナイトコース⑥

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大津みなと公園から福江大津みなと公園へ

 展望台から車で約8分。気分はまだ夜景の名残りを残したまま。下大津町の住宅街を通り、海側にある県道165号線にぬけます。こもれびの舎保育園の脇の道を真っ直ぐ進み、左側に駐車場が見えたら「大津みなと公園」に到着。道を挟んで、一面に太陽光パネルがあるので目印に。
 

 夜の公園を照らす街灯は、暖色の光で落ち着いた雰囲気。

 近くに海岸があるため、岩に波打つ音が、静かな夜の公園に響き渡り、ほんのり潮の香りが漂う。冷たい空気を少しづつ吸い込む感じに、なんだか自由を感じます。

 程よく高いところに遊具があり、日中賑やかに遊ぶ子供たちの姿が想像できます。

 公園、グラウンド、バスケットコートの先には「福江大津みなと公園」。こっちの方が、少しばかり広い駐車場。二つの公園が繋がっていて、夕方には散歩やランニングをする人もいるそうです。なにかと暴飲暴食しがちな旅の途中に、運動コースとして利用しても良いかも。

「福江大津みなと公園」から海側にも注目。ちょうど船が停まっていたら、その灯りが夜の海に反射しているのも見どころです。22時頃には、照明が消えてしまうのでご注意を。

住所 〒853-0011 長崎県五島市下大津町

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

夜の時間を楽しむ、ナイトコース⑤

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展望台

福江市内を夜にドライブ!R&B系をBGMにエモーショナルな気分に浸りつつ走る21時過ぎ。空港線を行くと、道路沿いの木々の合間から意外と見える街の光。次第に街灯が減り行く道を走らせます。
 

 夜道の暗さを吹き飛ばすように、鼻歌混じりでビートにのってみたりしているうちに、ボートぴあ五島を過ぎた先の十字路を左折。そこから約2分ほど進むと、坂のてっぺんすぐ手前、左手にある少し大きな広場が「高浜虚子・大野きゆう句碑」です。
 

 とにかく暗いので、駐車場についてからもドキドキ。スマホの光をあてに展望台の階段をあがると、粒状に煌めく街の灯り。福江港や福江市内が一望できます。右側に止まっている船の光が煌々としているのが福江港。真ん中辺りにあるのは、電波塔。思わず「きれいー」と独り言。

 暗がりでも、海が広がっているのがわかります。静けさのなか、風がゴーッと唸る。少し高台にあるので、できれば風があまりない時の方がゆっくり過ごせそう。

 空にはやっぱりオリオン座。私を見てと言っているように輝いていました。思いっきり深呼吸をして車に向かい、銀杏BOYZの「銀河鉄道の夜」を口ずさみながら、なんだか清々しい気持ちになりました。

 まだまだ眠れぬ夜に車を走らせます。

住所 〒853-0011 長崎県五島市下大津町1062

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

夜の時間を楽しむ、ナイトコース④

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江川町

「こふひいや」を出ると、時刻はちょうど21時前。冷たい外の空気も、ホッと一息ついてポカポカになった身体に調度良い。北西方向の江川町の方へ進むと、昼間のイメージとは色を変えて少しネオン街の雰囲気に。

ビルから突き出した看板は、可愛らしくユニークなネーミングが目を引きます。


 

 タクシーから降りて次の場所へ足を急がせる賑やかな人達。ビルの入り口にある提灯には「風林火山」。奥へ進むと、ちょっと薄暗いアンダーグラウンドな世界観に、スナックが立ち並びます。扉の向こうから聞こえるのは楽しそうな笑い声。ちょっと寄ってみようかなと心ざわつかせます。どこからか、渋い声で軽やかに歌う演歌が流れ、それにあわせて手拍子も。その場でうまれる妙な一体感で、皆一気に距離が縮まりそう。

 江川町の坂を登ると、福江商店街へと続きます。

 アーケード内の灯りの中を、次の店へ向かう人々が。まだまだ楽しめる場所がたくさんありそう。お決まりの観光ルーティーンから外れて、程よい明るさの商店街周辺を楽しむのだって全然あり!夜の街を、ただ「歩くだけ」いかがでしょうか?

住所 〒853-0006 長崎県五島市江川町

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

夜の時間を楽しむ、ナイトコース③

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こふひいや

外濠公園から徒歩5分。長いこと外にいたから、顎がガクガクするくらい冷え切った寒い手を擦り合わせつつ辿り着いたのは、開店から40年以上続く喫茶店「こふひいや」。昔ながらのレンガの壁に這う蔦は、落葉し冬仕様。春先からは緑の葉が覆い、また違った可愛い外観が見られます。大きな窓からみえるショーケースに並ぶケーキ達に誘われて、心はもう「こふひいや」に決まり。

 扉が開き、店内へ。温かい店内をオレンジの照明が包み込み、冷えた体がじんわりと溶けていくよう。

 カウンターに座りメニューを。

 いつもは、焦ってメニューを決めたり、ちょうど良いブレンドコーヒーを選ぶけれど、今日はちょっと背伸びして1杯1100円のコーヒーを。豆からはフルーツの香りが。淹れたてのコーヒーをソッとすすると、ふんわり甘味が広がってコーヒー独特の酸味がやってこない、まろやかな後味。

 なんでもない日常に取り入れる、ふとした自分へのご褒美。そんな日があっても良いじゃないと。コーヒー愛溢れる店主(山口航さん)選りすぐりのコーヒー(*1)をチョイスしてみるのもよいかも!「バーでカクテルを嗜む感覚で、味やフレーバーを楽しんでほしい」と、希望の方に山口さんがコーヒーのレクチャーをしてくれるので、より深く味わえます。

 もちろん、ケーキや軽食と一緒に楽しむのもあり!

 贅沢な一時にすっかり癒され、心も身体もポカポカ。

 「ご馳走様でした!」

 さぁ最後に少し夜の町へ繰り出します。

住所   〒853-0001 長崎県五島市栄町2番地14

TEL   0959-72-5777

営業時間 月〜土10:00〜21:00(Lo. 20:30)

     日  10:00〜20:00(Lo.19:30)

定休日  火

(*1)仕入れ状況により、種類は変わります。

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび