五島列島を満喫するフリーマガジン「fullyGOTO」公式サイト

ホーム ブログ ページ 23

夜の時間を楽しむ、ナイトコース②

0

外濠公園

福江武家屋敷通りふるさと館から徒歩6分。信号を渡り進んでいくと、ドラッグストアの光で眩しいくらい明るい地域。あっという間に外濠公園へ到着です。

周辺は赤茶色の歩道が目立つなか、お濠周辺だけ、お城や石垣に合わせた石をイメージしたちょっと年季の入ったグレーとなっているのが特徴的。

確かに、江戸時代に赤い歩道なんてないだろうなと、時代背景を大事にした配慮がみられます。

公園内は芝生になっていて歩きやすく、街灯やベンチが設置されているので、少し風に当たりにくるのにも良いかも。周囲の木々にしっくりくる、遊具のパステルグリーンの優しい色合い。石垣の向こうに見える、石田城跡の一角に建てられた「五島観光歴史資料館」と「五島市立図書館」は、その風格のある佇まいに魅了されます。

風に流れて、福江港から「ヴォーン、ヴォーン」と響き渡る汽笛の音。資料館は、長崎からのフェリー到着に合わせて、19時30分から1時間ライトアップされていて、より神秘的な雰囲気を楽しめます。


本格的に1日が終わりにむかっているのを感じながら、冷えてきた身体を温めたいなと近場でホッとできる場所へとちょっぴり早足に!

住所 〒853-0018 長崎県五島市池田町1357 

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

夜の時間を楽しむ、ナイトコース①

0

武家屋敷通り

福江小学校から徒歩2分の場所にある福江武家屋敷通り。

 城下町であった当時のまま残された石垣、所々にある立派な門構えを横切りながら刻まれた歴史を全身で感じます。石垣の上につまれた丸い「こぼれ石」は、見どころの一つ。侵入者を防いだり、時には武器にしたりしていたそうです。


 

 ポツポツと照らす街灯は、大正ロマンを思わせるレトロな雰囲気。時代劇好きな方にもおすすめです。頭に浮かぶ、ニヤつく悪代官と屋根裏に潜むいかついポニーテール。とにかくお腹がすきっぱなしの八兵衛を茶化しながら、笑いあう水戸黄門御一行様。彼らがどこかで暖をとっているのでは・・・と、想像をどんどん膨ませたり。

 今日は時化気味。髪がぐしゃぐしゃになるほど風が吹くなか、大きな木がサワサワ音をたて、ちょっとブルっと身震いが。そんな冬の日もある五島です。マンションや民家が近いので、どこからかふわっとおでんの匂い。「あーお腹すいたな」と思いつつ、あっという間に武家屋敷の終点に辿り着きました。
 

 見上げると空一面の星空が広がり目先にすぐ見えるオリオン座。もう少し夜の散歩を楽しみたいなと目指すは、「外濠公園」へ!

住所 〒853-0017 長崎県五島市武家屋敷

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

ファインダー越しの五島の絶景。 地元カメラマンのオススメスポット⑩

0

立小島(魚津ヶ崎)

岐宿町の言わずと知れた観光名所「魚津ヶ崎」。広大な東シナ海とその先に見える三井楽半島や姫島。そしてここから見える立小島も、今ではこの絶景の景色になくてはならない存在です。

この立小島、大潮の干潮時には、先端の灯台まで歩いて渡れるんです!

奇岩がゴロゴロしていたり、砂と泥でできた岩のグラデーションが綺麗だったり、自然の偉大さに感服してしまいます。

またこちらから見ると巨岩に見えていたものが、近づくと平たい岩盤が縦に並んでいたりなど、びっくりするような光景を目の当たりにすることができます。ぜひ奇岩と一緒に写真を撮ってみて下さい。

なかなか見れない立小島から見る魚津ヶ崎の景色も見て欲しいです。年間で一番長く昼間に潮が引く、春頃がおすすめですよ。

場所 〒853-0701 長崎県五島市岐宿町岐宿1234-1

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

ファインダー越しの五島の絶景。 地元カメラマンのオススメスポット⑨

0

幾久山にある神社

岐宿町の二本楠地区から、折口トンネルを抜け玉之浦方面へ。県道沿いの最初の集落、米どころとして知られる幾久山には、苔むした参道が美しい「大山祇神社(オオヤマズミジンジャ)」があります。

県道から少し脇道に入ると、田んぼに囲まれた森の入り口に小さな鳥居があります。そこから続く参道の両脇には大木が生い茂り、その先には守られるように佇む小さなお堂が。

木々に囲まれているため、日差しが柔らかく、晴れていてもしっとりとした雰囲気で、その神聖な空気感に吸い込まれてしまいそう。

ゆっくりと歩いてひとまわりすると、苔に覆われた参道や石灯篭、落ち葉やもみじの枝など、細部に及ぶ自然の造形美に、心も体も少しずつ鎮静されて行くような感覚になります。

ぜひ自分なりのアングルで写真を撮ってみて下さい。

住所:長崎県五島市玉之浦町幾久山438番

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

ファインダー越しの五島の絶景。 地元カメラマンのオススメスポット⑧

0

一の河橋からの川の眺め

岐宿と福江をつなぐ旧道沿いにある「一の河(いちのこ)橋」。五島の主要河川「一の河川」に掛けられたこの橋からの川の景色は絶景です。

森の中をまっすぐに突き抜けるように流れる川の景色は、島内ではここでしか見られないと思います。橋の真ん中に立ち、川上を見ながら流れる水の音を聞いていると、不思議と心が落ち着くので、疲れた時などおすすめの場所です。

この旧道には、「大阪峠」と呼ばれる急峻な峠があり、トンネルができる前は雪の日など危険な道でした。今は利用する人はほとんどいませんが、木々に囲まれた、のどかな里山風景が見られるので、ぜひ一度通ってみてくださいね。

地図:五島市一の河橋

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

 

 

 

ファインダー越しの五島の絶景。 地元カメラマンのオススメスポット⑦

0

戸楽海岸

福江の市街地から車で5分ほどで行ける戸楽集落。この小さな港町の防波堤の向こうには、ワクワクする景色が広がっています。小さな階段があり岩場に降りれるようになっていて、隠れた釣りスポットにもなっています。

陸側に広がる色んな形の巨岩は、まさに波が作った岩石アート。写真に撮ってみると顔に見えてきたりもします。

陸から海に広がる磯場の景色はまた圧巻で、亀裂があったり小さな穴が空いていたり。水たまりにいる生き物探しも楽しくて、夢中になってしまいますが、磯場は滑りやすいのでお気をつけ下さい。中でも、石が波によってくるくる回り作ったと言われる直径50センチほどのポットホールは見ものですよ。

まさに天然のいけす。その昔、五島のお殿様が釣り堀に使ったという逸話も残されています。

場所:長崎県 五島市松山町319

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

ファインダー越しの五島の絶景。 地元カメラマンのオススメスポット⑥

0

富江の旧道

五島市には、トンネルができた事であまり利用されなくなってしまった景色の良い海岸線の旧道が、あちこちに残されています。

福江と富江を結ぶ旧道もその一つ。富江の田尾海岸から増田トンネルに入らず、右側の旧道へ進むとすぐに、海沿いに、白くて短いトンネルがあります。海側は幅広い縦の格子状になっているので、白に縁取られた海と空、その先の富江の町や黒島が一層美しく感じられます。

まるで額縁に入れたような写真が撮れますよ。


 また太陽の光が海側から射す午後からなら、道路に伸びた横断歩道のようなシマシマの影が、映え写真に一役買います。

澄んだ海の色や、ゴツゴツした岩場もアクセント。そのまま旧道を進めば県道に合流するので、ぜひ海岸線ならではの清々しい景色を見ながら旧道ドライブ楽しんでみて下さい。

場所:長崎県五島市富江町田尾

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

ファインダー越しの五島の絶景。 地元カメラマンのオススメスポット⑤

0

富江小学校のアコウの木

五島市内の各所で見かけるアコウの木。県指定の文化財になっている、樫之浦や玉之浦のアコウの木は、別名「締め殺しの木」と言われるにふさわしい、おどろおどろしい姿・・・ですが、富江小学校のグラウンド脇に植えられているアコウの木は、文化財でこそ無いもののかなり立派!

しかも巨大ブロッコリーみたいに、フォルムがかわいいのです。

幹もしっかりどっしりしていて、丸く茂った緑の葉っぱや枝を支えている姿は、いつ見ても安心感を与えてくれます。

同じ敷地内にある、背が低く枝葉が横に伸びたアコウの木も、面白い形なのでぜひみて欲しいです。

アコウ越しの校舎、アコウと青空など自分なりのアングルを見つけて下さいね。

場所:長崎県五島市富江町富江111

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

ファインダー越しの五島の絶景。 地元カメラマンのオススメスポット④

0

富江丸子海岸

富江町の可愛い名前の集落、丸子地区にある「丸子海岸」。保尾神社の正面から海岸へと続く小道の先には、海を見守るように小さな鳥居が建っています。

鳥居をくぐると最初に見えるのは、頭が伸びたキューピー島!(津多羅島)。足元には角の取れた丸っこい石が長い海岸を埋め尽くしています。様々な形のカラフルなこの石は、波によってた高く積み上げられているため、しゃがむと一瞬海が見えなくなります。小石の上に空!という不思議な光景なので、写真に撮ると面白いですよ。

また波打際が砂ではなく小石なので、波の打ち寄せる音がシャラシャラとリズムを奏でます。ツルツルした石の感触と、心地良い波の音。いつまでもここに居たい気分にさせてくれる丸子海岸に、ぜひ行ってみて下さい。

場所:長崎県五島市富江町長峰3881

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

ファインダー越しの五島の絶景。 地元カメラマンのオススメスポット③

0

キューピー島(津多羅島)

玉之浦の大宝地区から富江へと続く国道384号線。海岸線を走るこの道路沿いから見えるのは、通称キューピー島と呼ばれる「津多羅島」(つたらじま)。

キューピー人形が仰向けに寝ているようにみえることから、こう呼ばれています。大宝から富江線に入ると最初の登りカーブから見え始めますが、富江に近づくにつれ少しづつ頭が伸びていく様は、見ていてとても面白いです。

最後はキューピーの頭から伸びた細い砂浜らしき陸地と、とんがった小島がポツポツと続いていて、どうやってできたんだろうと不思議な気持ちで眺めてしまいます。五島の旅の記念に、ぜひ五島のキューピーと一緒に写真を撮ってみてはいかがでしょうか。

場所: 長崎県五島市富江町長峰

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび