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ロングステイを楽しもう!釣りでロングステイ⑦

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初心者が挑戦したい「イカ釣り」

せっかく五島に来たんだから、「釣り」をやってみたい!!!という初心者の方でも手を出しやすいのが「イカ釣り」。

 

漁法は地元の釣り師達曰く、防波堤から糸を垂らして、「ひたすら待つだけ」。「防波堤や堤防があればどこでもできる」と初心者でも挑戦しやすそうです。

 市内には、立ち寄りやすい釣具店。釣り道具の貸出をおこなっている宿やレンタカーなどがあるので事前にチェックしておくのがおすすめ。
 

 イカ釣りには、アジ(餌用)を釣り糸に巻き付けて誘き寄せたところにヤエンを使って釣る「ヤエン釣り」。竿(ちょい投げ・サビキ釣り用)、リール、糸、エギを使った「エギング」という釣り方があります。1番釣れるタイミングは、*朝マズメや*夕マズメ。スローペースで楽しみたい方は、時間をずらしてみるのもあり。

 必ず釣りたい方は、潮位表を見とくべし!

 ちなみに日曜日は、防波堤に釣り人達が並んでいるそう。「漁港を汚さない」「横になった人とあいさつをかわす」堤防釣りでは「先客の邪魔にならないような投げ方」そして、「釣りをさせてもらっている海への感謝の気持ち」を大事に。お互い気持ち良い「釣り」ができるようにルールを守って楽しみましょう!

*夜明けから日の出までの前後1時間程度の時間帯を指す“朝マズメ(あさまずめ)”。 日没前後の1時間程度の時間帯を指す“夕マズメ(ゆうまずめ)”

※持参した方が良いもの

昼間 (帽子、サングラス)

夜  (帽子、ヘッドライト)

ライフジャケット

折りたたみイスを持参する人もいます

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

ロングステイを楽しもう!釣りでロングステイ⑥

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恵美寿丸

15年ほど前からクロ釣りをしに五島列島を訪れていた恵美寿丸の船長、渋田さん。その後、福江に移住し開業されました。

釣れる魚はヒラマサがメインですが、スジアラなどの高級魚が釣れることがあります。また、時にはマグロがかかることもあるそう!


釣りといえば男性が多いイメージですが、女性の方も良型のヒラマサを釣り上げています。船釣りを体験したことが無いという方でも、船長が道具の使い方などを教えてくれますので、安心して楽しむことができますよ。

釣具を持っていない方でも、レンタルすることが出来ますので、その際は予約時にお伝えください。


釣りの聖地五島列島。船で沖に出て、美味しい魚を釣って食べる。そんな素敵な思い出を作ってみませんか?

住所   長崎県五島市岐宿町岐宿1588

TEL    080-3990-6973(船長携帯)

営業時間 24時間受付

定休日  なし

料金   半日チャーター  ¥60,000

貸出し  レンタルタックル ¥5,000/人(破損した場合はお支払いいただきます。)

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

ロングステイを楽しもう!釣りでロングステイ⑤

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翔龍丸

五島市玉之浦町の湾内に浮かぶ、翔龍丸さんのイカダ。瀨渡しだけでなく、ファミリー向けのイカダ釣りも体験させてくれます。

防波堤からのアジ釣りに少し飽きたなぁ、そう思っている方に朗報です。この湾内のイカダでは防波堤で滅多に掛ることの無い、マダイ・クロ(メジナ)・イトヨリ・ミズイカ、時期によってはイシダイなんかも釣れるようです。

新型コロナウイルスの影響で、家族旅行など中止せざるを得ない状況が続いていますが、今年の夏こそは安心に旅が出来る状況になることを願うばかり。「夏休み、どこに行きたい?」という会話の中に、「釣りがしたい!」そんな言葉が出てきたら、是非翔龍丸さんにご相談してみてはいかがでしょうか?気さくで陽気な船長が、釣りを詳しく教えてくださいます。五島で釣ったクーラーボックス満タンの魚たちは、きっと皆さんの思い出に残ることでしょう。

住所   長崎県五島市玉之浦町玉之浦616

TEL   080-5217-5769

船長   越首 伸之介さん

営業時間 ご予約に合わせ出港致します。

定休日  なし

料金   ¥4000/人

貸出   釣竿→¥1000/人(エサ代別)

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

Being DC

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店舗情報

TEL 0959-76-3300 担当:藤田
住所 五島市江川町4-14
HP https://www.beingcorp.co.jp/beingdc/

 

Mitakeシェアオフィス

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Mitakeビルでは起業家・フリーランスを支援するオフィスとしてシェアオフィスをご用意しております。ご興味がありましたらお気軽ご相談ください。

◆ 賃料:30,000円(税込)/月
◆ 用途目的:事務所

店舗情報

TEL 0959-88-9238
住所 五島市江川町10-6
支払方法 現金
営業時間 10:00~18:00
休み 日曜
HP https://mitake.co.jp/coworking
駐車場 あり

 

五島アートギャラリー

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日本でここだけのメタルを使った立体絵画をメインにアート雑貨・アート古書など、日本のはしっこにて
展示販売中!
お気軽にお立ち寄りくださいませ。お買い上げの方へロゴ入りバッグプレゼント中!

店舗情報

TEL 070-3606-1227
住所 五島市向町1207-2
支払方法 現金
営業時間 10:00~18:00(5月~11月の水~日曜)
メール goto1227ym@gmail.com

 

おてらごと

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基本情報

TEL 090-7094-9249
住所 五島市松山町216
支払方法 現金・カード・他
営業時間 9:00~19:00
休み 不定休

五島ではたらく若者応援 fullyGOTO2022夏号 表紙の顔

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fullyGOTO2022夏号 表紙の顔 高木 晶穂さん

今回夏号の表紙を飾ってくれたのは、高木 晶穂(たかき あきほ)さん 19歳。生まれも育ちも上五島。社会人になった今も、大好きな上五島で暮らしています。本当によく笑う彼女は、可愛くて、何よりとても幸せそう。家族大好き、上五島大好き。そんな故郷愛溢れる彼女に色んなお話しをお聞きしました。

なんの迷いもなく地元に残る

 晶穂さんは上五島の有川地区生まれ。4人兄妹の末っ子で、家族の愛を一身に受け、高校まで上五島で学びます。社会人になった今も島を出ることなく、ご両親とすぐ上のお兄さんと実家暮らし。「高校を卒業後、島を出る選択肢は全くありませんでした。」とにこやかに笑う晶穂さん。家族はとても仲がよく、福岡に出ている長男が帰省した際には必ず家族や親せきが集まり大宴会が始まるそう。「とにかく家族が大好きなんです。8つ上の姉がいて、3年前に結婚して実家を出て行ったんです。上五島に住んでいるのでしょっちゅう会えますし、甥っ子もかわいいんですが、いまだに寂しくて・・(笑)」両親や兄弟、地域の方々の愛を、ふんだんに受けながらここ上五島で暮らしていることが、その表情からも伝わります。

交通指導員として

 晶穂さんは現在、上五島にある交通安全協会の、交通指導員として働いています。上五島にある小中学校や保育園に出向き、交通安全教室を開くのが主な仕事。訪問の無い日は、同僚と教室で使う道具や素材作りをしているそう。交通安全について、子供たちに分かりやすく、楽しく学んでもらえるよう、工夫して作成しています。「実は正直、人前で話すのは得意ではなくて、毎回緊張するんですが、同僚に助けられながら、頑張っています。」そう話す彼女の制服姿も見てみたくなりました。

楽しさは自分と大切な人との共有のみ

 趣味は「カフェ巡り」。新しいものや知らないことに興味があり、上五島に新しいカフェやお店がオープンすると、ワクワクしながら出向くそう。「旅行も大好きで、今は遠くへは行けませんが、少し前に福江島にも遊びに行きました。上五島も海はきれいですが、福江島の高浜海水浴場の美しさには感動しました。大瀬崎灯台では、展望所のみでは飽き足らず、灯台のふもとまでの山道を歩きました。」そして子供の頃から常に動物が傍にいる暮らしで、大の動物好きだという晶穂さん。いつかコロナが落ち着いたら、大分のサファリパークや、水族館にも行ってみたいそう。そんな彼女はさぞかし情報発信が得意なのだろうと思いきや、意外にもSNSは一切やっていないとのこと。驚きと同時に堅実さを感じました。

今後の事

 「自分なりに今後の人生の将来設計はしていますが、その中に上五島を出る計画は一ミリもありません(笑)。私は大好きなこの場所で一生暮らしていきたいなと思っています。上五島で好きな場所はたくさんありますが、『龍観山展望台』がオススメです。複雑な形の入江と、真っ白な若松大橋が織りなす景色は上五島を象徴する風景だと思います。将来は、そんな大好きな上五島をPRする、観光関係の仕事もしてみたいなと密かに思っています。」「何もなくても幸せ」彼女にそう思わせてくれる懐の大きい上五島で、いつまでも平和な日々を送って欲しい。そしてそんな風に感じる若者がたくさん増えてくれたら・・と願います。

 

【取材・執筆・掲載】fully編集部
【掲載先】fullyGOTO2022夏号

第31回 五島で輝いている人

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五島列島奈留島 三兄弟工房 葛島 勝幸さん

福江島からフェリーで約45分。五島市奈留町には、小さなアクセサリーやお土産品から大型の看板までを手がける木工工房、三兄弟工房があります。

始まりのストラップ

 奈留島には世界文化遺産の構成資産となった江上天主堂があります。当時天主堂に関するお土産品が無く、ご自身たちがカトリック信徒である葛島三兄弟は、イベントで訪れた方へ自作の江上天主堂ストラップをプレゼント。これが大変好評となりました。これをきっかけに、東京で行われた全国の離島イベントなどにも出展し、三兄弟工房が始まりました。

それぞれの得意を活かして

 「三兄弟工房」は、葛島家の兄弟である義信さん、広春さん、信広さん、そして2017年にターンで帰ってきた勝幸さん(義信さんの長男)で営んでいます。三兄弟は、大工を本業とし、木材を扱うプロ。そして、新しいもの好きで行動力がある勝幸さんが加わり、それぞれの性格と得意分野を活かした作品に技が光ります。特にそれが現れるのが、人気商品の一つ「でば開きストラップ」。包丁は長男、魚は次男、そして焼き模様入れは三男と、3人で作り上げる商品です。巷で魚のストラップは見かけるかもしれませんが、開きの状態の魚や、でば包丁付きのものは珍しいはず。釣り客などから特に人気で、工房では自分で作成することも可能です。

奈留に来たら

 「島のおすすめの楽しみ方は、人とのふれあいです。フレンドリーな人が多いので、店や観光地など気軽に聞いてみてください。」修学旅行の生徒が民泊で奈留島にも来た際、帰りにいつも学生達が涙を流して別れを惜しんでいるそう。二泊三日と短い中でも、心が通じ合う交流が生まれているのだなと思います。

 工房のそばには、勝幸さんのお母さんが営む「民宿かどもち」も。実家を自分達で改装し、部屋案内のプレートなど木工作品も随所にあしらわれています。食事が特に好評で、リピーターの方がとても多いそう。滞在中、夜の時間などを使ってゆっくりと工房で木工を楽しむのもおすすめです。

節目に贈られるものづくり

 工房には3台のレーザー加工機械があり、椿の枝などの細かいものから、大型の看板まで作成することができます。「木工作品を作られる方はたくさんいますが、レーザー加工の機械を持っているところは意外と少ないんです。その上、製材も行えるとなるともっと少ない。うちはそれらが自前でできるので、そこが大きな強みです。」勝幸さんはその幅を活かし、島の素材を贈り物として利用してもらえるよう、アイディアを募らせています。

 「ウェディング関係の商品に力を入れたいと思っています。ウェルカムボードは、文字はもちろん写真のレーザー転写もできますし、お土産としても人気のコースターは、お持ち帰り頂ける席名札としても活用できます。他にもリングピローなど、ご要望に合わせていろんな形で木工のお手伝いがしたいです。」

 新しいものにも積極的に取り組む勝幸さん。お土産、アクセサリー、販促品などから、まだ作ったことがないものでも、相談可能です。様々な場所や人々のそばで、五島の木が生きるものづくり、今後の作品も楽しみです。

三兄弟工房
電話:0959-64-4066
住所:〒853-2201 長崎県五島市奈留町浦253

民宿かどもち
電話:0959-64-2580
住所:三兄弟工房のすぐそば

木製のインスタQRコード

【取材・執筆・掲載】fully編集部
【掲載先】fullyGOTO2022夏号

五島を知る 「長く受け継がれているまつり」ひよひよ祭り【宇久町】

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宇久島の厳島神社

 長い歴史と自然に恵まれた宇久島。ここには300年も続いている伝統のお祭りがあります。
 その名は『ひよひよ祭り(竜神祭)』。神浦港にある厳島神社に伝わる夏祭りで旧暦6月17日、満月の夜に行われています。漁船へ神輿と子ども達が乗り込んで、太鼓と笛の音とともに「ひよーひよーひよー」と声をかけながら港を3周。そして宇久島の南側の沖にある〝相瀬〟まで向かい神事を行います。この不思議なお祭りの始まりは、とある民話に伝えられています。

宇久島の南側の沖にある相瀬

 昔々、笛の名手だった庄屋がおりました。五島で年貢納めの役を終えて安堵した庄屋は、帰りの船上で得意の笛を奏で始めます。心地よい音色に同行していた船人達もうっとりと聞き入って……我に返った時には笛の音は無く、庄屋の姿も消えていました。そこは昔から竜神がいると伝えられていた〝相瀬〟。皆は口々に「笛の音があまりに素晴らしかったので、乙姫や竜神のいる竜宮城へ連れていかれてしまったのだろう」と言いました。

神浦地区の街並み

 それから毎年、旧暦6月17日の夜には笛の音が響きました。やがては相瀬で庄屋の供養をするようになり、祭りとして受け継がれたのです。

御祭神を神輿で漁船にうつす時

 一説によると「ひよひよ」の「ひ」は「火」であり、火は太古から霊魂を表すもの。つまり「ひよーひよーひよー」は庄屋への呼びかけというわけですね。これまでに何度その声がこの港に響いたのでしょう。
船を彩る御神灯の光を見つめながら港に響く掛け声を聞いていると、自分も歴史の一部になったような気がします。

幟と御神灯で飾られた漁船

【取材・執筆・掲載】fully編集部
【掲載先】fullyGOTO2022夏号