五島列島を満喫するフリーマガジン「fullyGOTO」と地元在住のライターチーム「fumoto」が取材した記事を発信する、情報サイト

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大浜海岸 SUP

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福江港ターミナルから県道49号線を車で約15分、住宅街を抜けた先に開けた海景色を楽しめる大浜地区が見えてきます。

この大浜で英会話教室を営みつつ、SUPとカヤックの体験ツアーをされているのが、ニコラス・サットンさん。

アメリカのカリフォルニア州出身で、2016年に福江島に移住されたニコラスさんの体験ツアーは何と英語、日本語だけでなく、スペイン語、フランス語、中国語の五か国語に対応しています。
サップボードや、カヤック、ライフジャケットに防水バッグなど、必要なものは準備されているので、着替えや水着などの基本的なものを持っていくだけで海のアクティビティが楽しめます。

「特別なスキルは必要ない。ゆっくりと流れる時間をアイスコーヒー片手に楽しむように。」と話されるニコラスさん。

気負わず、のんびり、島での時間を海とともに過ごすのはいかがでしょうか。

予約:LINE ID nicho1217 / 070-3517-8932 / nicholas@nichosensei.com
人数:グループ: 2-3人
金額:6,000円 / 1人
時間:120分
WEB:http://nichosensei.com/

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

五島でがんばる団体応援 上五島よさこい連~夢波涛(ゆめはとう)~さん

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「上五島よさこい連~夢波涛~」ってどんな団体?

上五島よさこい連~夢波涛~は今年で結成5年目、よさこいを通し、この故郷の上五島を元気にしたい!という思いで活動をしています。曲も夢波涛のオリジナル曲を使い、振り付けなども自分たちで作っていて、年齢も幅広く小学生から60代までみんなで仲良く踊っています^^

自分たちの演舞で少しでも島の活気PRに繋がればと願っています。YouTubeでもこれまでの夢波涛の演舞が見れます★YouTubeで『夢波涛』と検索いただければ見る事が出来ます^^

毎年、佐世保にて【よさこい佐世保祭り】に参加をするためにも日々踊りの質を上げてみんなで一つになれるような練習をしています★

主な活動内容は?

練習風景 

週1~2回集まって練習をしています。

中には長く続けているベテランもいて初心者でも安心して挑戦できます★

振り付けや曲や衣装などみんなでアイデアを出し合って作っています★

 

地域のお祭り

一年を通して地域のお祭りに参加しています★

毎年、7月に行われる上五島でのざぁ~まによか夏上五島祭りにも毎年参加をしています。

この通称(ざまよか)では島内のチームだけでなく島外から沢山のチームが『よさこい&ダンス』を魅せてくれて毎年大盛り上がりのお祭りです^^

 

佐世保よさこい祭り

年に一度の佐世保よさこい祭り!!!!県内外からの沢山のチームと演舞を競い合います★

一年を通してみんなで練習した成果をこのお祭りで出し切ります★毎年私たち夢波涛も参加していて目標は【ファイナル出場】です!!

その為に全員一丸となって挑みます★

 

メンバー募集してます

上五島よさこい連~夢波涛~では一緒に踊ってくれるメンバーを募集しています。

よさこいを踊ってみたい小中高生の男子、女子。成人男性、女性、親子での参加ももちろんOKです^^

踊りからではなく、先ずは旗振りやサポーターからと言う方も大歓迎です★

興味のある方は是非一度見学に来てください★毎週土曜日に上五島石油備蓄会館にて練習しています★

[練習場所]上五島石油備蓄会館 [時間]19:30-21:30(毎週土曜) [連絡先]42-3553(舛田)

【掲載先】fullyGOTO2020夏号

 

わくわく乗船券・小値賀町・初めての魚釣り体験

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五島列島といえば、言わずと知れた釣りの名所!

 全国各地の釣り好きの方々が集まります。そんな場所だからこそ、海に囲まれた島で暮らす人々にとって、魚釣りは日常。

 どの季節も、朝夕の波止場は釣りを楽しむ島民で賑わいます。そんな釣り好きの島人から直接魚釣りを教わることができるんです!

 小値賀島の笛吹港に到着したら、まずはおぢかアイランドツーリズムカウンターへ向かい、受付を済ませます。

準備品は特にありませんが、釣り餌で汚れるかもしれないので、汚れても良い服装がおすすめです。また、夕方の時間に外で1時間半ほど過ごすため、暖かい時期でもウインドブレーカーなど、外に羽織れる薄手のものがあってもいいかもしれません。この体験では、長崎県ではおなじみのお魚、アジなどの小魚釣りを楽しみます。サビキという一番気軽に行える道具を使用し、島人インストラクターが丁寧に釣り方から魚の外し方など教えてくれるので、初めての方でも安心です。

釣れた魚を持ち帰りたい方は、下処理の仕方や、料理のアドバイスまで教えてもらえるかも!

 海の音、潮の香り、鳥の鳴き声、小値賀の自然を肌に感じながら、島人と話をして過ごす夕暮れの時間は、ここでなければ味わえない、毎回違う唯一の体験になるはずです。お子様連れのファミリー・ご夫婦・お友達同士などにも好評の釣り体験、ぜひお楽しみください!

■最小催行人数:2名様 ■お一人様料金:2,500円(税抜)/道具・えさ代込 ■場所:小値賀笛吹港ターミナル周辺 ■集合:ターミナル内、当ツーリズムカウンター ■対象:小学生以上 応相談 ■所要時間:約1.5時間(17:00~18:30頃)※季節や潮の状況で時間帯は変動することもあります。応相談 ■お申込み先:おぢかアイランドツーリズム協会  ℡0959-56-2646

※ご予約後のキャンセルに関しましてはおぢかアイランドツーリズムWEBサイト内のキャンセルポリシーをご確認ください。

わくわく乗船券・小値賀町・ネイチャーカヌー

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小値賀島に来たらやっぱり海は外せません。島なので、ドライブしても、サイクリングしても、美しい海の景色を堪能することができます。

 ただ、今回はもう一歩、小値賀の海を楽しめる体験をご紹介!カヌーに乗って、小値賀の美しい海を満喫しませんか?濡れて良い、肌を露出しない化繊素材の長袖長ズボンで、小値賀島の笛吹港、おぢかアイランドツーリズムカウンターへ。

まずは受付を済ませます。服装は、安全のため、半袖半ズボン、綿素材の洋服やジーンズの服装は不可となっているので、お手洗い等で持参いただいた服にお着替えください。受付が完了したら、海へ移動。まずはインストラクターのレッスンを受けます。この時間に基本をしっかりと教えてくれますし、安定性に優れた初心者向けのカヌー(レクレーションカヤック)を使用しますので、初めての方も安心してお楽しみいただけます。

レッスンが終わったら、いよいよ海へ!透明度の高い白砂の海に漕ぎだして、海の中を眺めると、透明の水の中に小魚を眺めることもできます。

 鳥の声、風を感じながらスーっと海を進む感覚と共にのんびり過ごすカヌー体験。  

 自然を感じ楽しみながら、小値賀の歴史、暮らし、生物、環境の変化を学べる海上散歩、ぜひご体験ください!

■最小催行人数:2名 ■お一人料金:4,000円(税抜) ■催行スケジュール:午前:9時半~12時、午後:15時~17時半<7月・8月の催行は午後のみとなります> ■所要時間:約2時間半(準備運動、着替え等含む) ■体力レベル:★~★★ ■参加可能年齢:小学生以上 ■服装:濡れてもよい、肌を露出しない服装をご準備ください。・化繊素材の長袖Tシャツ、長ズボン・靴はマリンシューズや、かかとが固定できるサンダル、濡れてもよい運動靴 ■NG:綿素材とジーンズ、半袖半ズボン、ビーチサンダル、裸足は不可です。 ■持ち物:水、タオル、着替え、日よけ対策に帽子と日焼け止めをお持ちください。春先や秋口は風よけの防寒着(ウィンドブレーカー等)があると便利です。■注意事項:

日差しがきつく、短時間の活動でも「日射病」や「熱中症」の危険性が高まります。こまめな水分補給と日よけ対策を心がけてください。

悪天候や風が強い場合は中止となることがあります。■お申込み先:おぢかアイランドツーリズム協会  ℡0959-56-2646

※ご予約後のキャンセルに関しましてはおぢかアイランドツーリズムWEBサイト内のキャンセルポリシーをご確認ください。

fullyGOTO2020夏号掲載

【取材・執筆・掲載】fully編集部

長崎しま旅わくわく乗船券

わくわく乗船券・新上五島町・椿箸づくり体験

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五島列島には天然ヤブ椿が1000万本自生していると言われています。

東の伊豆大島、西の五島列島と言われるほど日本を二分する椿の自生地であります。

 平成25年12月に「新上五島町椿木工技術振興会」が立ち上がり、木工技術の習得、研鑽が始まりました。数ある体験メニューの中で椿に特化したものが出来ないかと、こちらの椿箸づくり体験がスタートしたそうです。

【メニュー】

 椿木工としての作品は会員のそれぞれ得意な作品により、器、コップ、スプーン、フォーク、アクセサリー等多種多様です。

 体験時間が2時間程度の中で上手く仕上げるには、お手軽なメニューで、毎日使うであろう「箸」がいいのではと考え、五島列島来島の記念になるようにと地元産天然ヤブ椿材を原料に、削りから磨き、ネーム記入をして頂く事にしました。

【工程】

  • 箸の制作には伐採後2~3か月倉庫で乾燥させた丸太材を棒状の角材に製材し、さらに2~3か月乾燥させます。

②乾燥後ソリを修正するためカンナで削り直棒角材に仕立てます。

  • 更に直棒角材をカンナで修正しながら先を細く手元を太く削り、箸の原型棒状に仕上げます。

④原型棒状の材を機械サンダーで削り出し、表面研磨と角とりをして箸の形が整います。

⑤その後手磨きサンドペーパーで仕上げ、ホットペンで名前やイラストを書き入れます。

⑥塗装作業で、木固め、目地止め、中塗り(2~3回)、仕上げ塗り1回で4~5日乾燥させて完成です。

メニューとして③~⑤の工程を2時間かけて体験してもらいます。

天候に左右される事無く体験できるメニューとなっていますので、天気予報が少し怪しい時でも安心してお申し込みいただけます。

 工房の広さと指導者の目の届く範囲で、一度に1~3名を目安にお申し込みいただいております。お客様が帰られた後の塗装はこちらで仕上げるのですが、早くて1週間、遅い時は2~3週間かかるので約1か月をめどに商品を送り届けています。

 体験した後、自宅に届く自作の箸は、五島列島の思い出がよみがえり、楽しい旅行の1コマが浮かび上がる事でしょう。

■場所:新上五島町つばき木工房  新上五島町榎津郷491 ■料金:4,200円(中学生以上)/2,200円(小学生)※要保護者同伴/幼児以下は受付不可 ■時間:約2時間 ■予約:実施日の3日前まで ■受付人数:1名~3名 ■連絡先:(一社)新上五島町観光物産協会(8:30~17:00) ℡0959-42-0964/0959-42-5005 【注意事項】粉塵が出ますので汚れても良い服装でご参加ください。

fullyGOTO2020夏号掲載

【取材・執筆・掲載】fully編集部

長崎しま旅わくわく乗船券

第23回 五島で輝いている人

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ステンドグラス工房538 店主 濱崎 由美子さん

会堂を彩るステンドグラス、五島を表すモチーフとして使われることも。今回は、そんなステンドグラスを長年作り続けている濱崎由美子さんをご紹介します。

倉庫から工房へ

三井楽半島を海沿いに進むと、防波堤のそばに煉瓦造りの建物が。波の音が心地よいこの場所が、ステンドグラス工房538、濱崎さんの制作場所です。

「この場所の地名は、八の川。538(ごうさんはち)は、五島・三井楽・八の川から取っているんですよ。」ずっと気になっていたこの数字、今回やっと判明しました。地名の頭文字に全て数字が入っているのも、なんだか珍しいです。

「もともとこの場所は、倉庫だったんです。

目の前の海は昔よい漁場で、ブリが良く獲れることで有名で。

自分自身もここのすぐ近くに生まれたので、八の川漁港の倉庫だった頃も覚えています。」いつしか空き倉庫となったこの建物を、24年前に三井楽出身の方が購入。ステンドグラス工房へと生まれ変わります。

当初は、大阪から先生を呼び約9名程の生徒さんがいたそうです。

三井楽教会堂ステンドグラス

「私は工房が出来て2年後から生徒として通いはじめました。三井楽教会堂のステンドグラス制作のプロジェクトが始まり、先生に指導いただきながら当時の生徒たちで6年ほどかけて完成させました。教会堂の右側にはキリスト教の歴史が、左側には、日本、そして五島のキリスト教の歴史が表現されています。」絵の希望は神父様が、デザインは先生が、そして制作は生徒さんたちが行ったステンドグラスは唯一無二。特に袴姿の人が表現されたステンドグラスは、なかなか珍しいのではないかと思います。

きっかけは自宅のドア

「家のドアのガラスの部分が割れてしまって、ここにステンドグラスをはめたいと思ったのがステンドグラス工房に通うきっかけでした。今自宅には、そのドアに加えて、階段の明かりとりやランプなどの作品があります。窓なども、大きさを合わせてサッシに入れ込むことができます。太陽の光が入り込んだ時の、室内に映る色合いや光の表情が変わって綺麗です。自宅の明かりとり窓も、二重サッシの内側が空いていて、そこにステンドグラスを合わせたんです。」ステンドグラスは、大きな建築物の中で見ることが多かったのですが、よくよく考えると、家の小さなインテリアや小窓、もちろん窓ガラスなど身近な場所で使用シーンは多そうです。

濱崎さんのステンドグラス

「今まで作らせて頂いた作品は、みみらくの里さん、遊民さん、そして墓石にもオーダーいただく事もあります。数年前には半泊教会堂の祭壇上のステンドグラスも作らせていただきました。」見せていただいた半泊教会堂のステンドグラスは、色合いもとても綺麗です。「半泊出身の神父様の金祝で、記念にステンドグラスを寄付したいとの希望を受け、制作しました。50周年という事でゴールドを表す為に黄色を、そして海の青、イエスキリストの御心を表す赤など、それぞれの色に意味もあります。

デザインも、三つ葉のクローバーは三位一体を、花十字は信者さんの希望を入れ込んでいます。この教会堂の守護聖人は聖パトリック。アイルランド国の守護聖人でもあります。なので青色はどうしてもアイルランドにゆかりのあるパトリックブルーを使いたくて、特別オーダーして使用しました。」いろんな思いが詰まったステンドグラス、こだわりを伺うと、実際に見たくなります。

ステンドグラス作り体験も

「予約制で体験も行っています。カットされた素材から選んでもらって作ります。値段は作品の大きさで違ってきますが、小さいもので1000円からあります。1対1でできる場合は1時間くらいでできますよ。」選べる素材は、椿の花や写真枠など、旅の思い出などにもぴったりです。もちろん地元の方の体験も大歓迎。「例年、地元の方が多いのは夏休みで、お子さんが工作作りで来られたりもします。」工房の前の海の色も美しく、開けた窓から聞こえる波の音や様々な作品に囲まれた工房内。

制作体験中も、なんだか一つの作品の中にいるような、心地良い時間になりそうです。

ガラスを溶かす機械もあり、ベネチアングラスの素材でもアクセサリーや小物も作っているそうで、焼くと色味が変化する事もあって実験の日々。そして今取り掛かっているのは、大型のティファニーランプ。曲線もあり、型紙通りガラスを切って、やすりがけをして、繋げてと、半年以上かかるそうです。ステンドグラスは、作品に込められた想いや、その手仕事によって、光がより美しく、暖かくなるのだなと感じました。

オーダーも受け付けているので、自宅のインテリアや贈り物にステンドグラスを使用したい方は、是非ご相談ください。

【取材・執筆・掲載】fully編集部

fullyGOTO2020夏号掲載

わくわく乗船券・新上五島町・五島手延うどん作り体験

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発祥は遣唐使の時代にまで遡る「五島手延うどん」。

 日本三大うどんにも数えられる讃岐うどんや稲庭うどんと比較しても、遣唐使の時代に中国から海を渡ってきた五島手延うどんの歴史はその中でも最も古いとされています。

発祥は遣唐使の時代にまで遡る「五島手延うどん」。

昔ながらの手延の伝統製法で、うどん作りを体験します。ご自分で作ったうどんは、乾燥し後日お手元にお届けします。

今なお紡がれている五島手延うどんの歴史を色濃く感じることができる場所こそが、この「船崎うどん伝承館」。こちらではうどん作り全工程のうち、〝かけば〟・〝こびき〟・〝はたかけ〟作業が体験できます。

 やはり初挑戦となると難しい部分もありますが、気分は五島うどんの麺職人になれるかも!?

 乾麺で販売されることが多い五島手延うどんですが、この体験で扱ううどんはもちろん生麺。

 麺を伸ばす〝こびき〟作業では、五島手延うどんの驚くべきコシを実感できます。

 うどんを自分で作ったら、もちろん食べてみたいですよね。この場で食べていただくことができますので、五島伝統の「地獄炊き」で、美味しくいただいちゃいましょう!

 さぁ、みなさんの手で作った五島手延うどんは、どんなお味がするのでしょうか?

■場所:船崎うどん伝承館  新上五島町船崎郷497番地 ■料金:3,000円(中学生以上) 2,200円(小学生) ※うどんの発送代は別途必要 ■時間:約2~3時間 ■予約:実施日の2日前まで ■受付人数:2名~30名 ■連絡先:(一社)新上五島町観光物産協会(8:30~17:00)℡0959-42-0964/0959-42-5005

fullyGOTO2020夏号掲載

【取材・執筆・掲載】fully編集部

長崎しま旅わくわく乗船券

五島ではたらく若者応援 fullyGOTO2020夏号 表紙の顔

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fullyGOTO 2020年 夏号 

表紙の顔 田本 雅史さん

今回、夏号の表紙を飾ってくれたのは、田本雅史さん26歳。

出身は新上五島町、有川地区。高校時代に上五島を離れ福岡県で約10年生活。今年の2月に地元へUターンし、自分にできる仕事を試行錯誤していたところ、家族の意思を受け継ぎ、起業することを決意。現在は久しぶりの五島での時間を満喫しているとのこと。はにかむ笑顔で、新事業への夢を語ってくれました。

  • Uターンのきっかけ

家族が培ってきたものを大切にしたいと語る田本さん。上五島へ戻る大きなきっかけとなったのは、父親の意思を受け継ぐ決意があったからだそう。

「10年以上前になりますが、建設業を営んでいた父親が他界しました。

父が残した会社を違う形で引き継げないかと考え、大学時代に経験のあった農業を活かしたいと思いました。

父親は五島の島おこしのため、五島灘という酒造会社も経営を始め、建設会社と両方を経営していました。そこで芋焼酎の原材料であるさつまいも作りはもちろん、お土産品等も開発する、農業の会社を起業しました。」

  • 起業とこれから

Uターンしてすぐに代表取締役という、何ともパワフルな田本さんの行動ですが、そこには強い意志と、しっかりとしたこれからのビジョンがありました。

「Uターンすると決めても、今の五島はあまり仕事がなく、戻るなら自分で何かやった方がいい、という想いはありました。大学時代のプログラムで、農業の体験に取り組んだことがあり、地域の農家さんを訪ねて打ち込んだ時期がありました。大変でしたが、とにかく農業が楽しいなと思ったんです。

そこで父が創り、現在は兄が専務をしている五島灘の存在もあったので、さつまいも等の野菜を栽培する会社を立ち上げようと思いました。

現在はさつまいもの栽培を中心に行なっていますが、今後はそれを生かしたお土産品の開発もしていきたいと思っています。

五島特産のかんころもちだけでなく、もっと他のお菓子やスイーツをたくさんの人に届けていきたいと思っています。また自分が五島に帰ってきて、いろいろな飲食店がオープンしていました。

農家にしかできないカフェなんかも、ゆくゆくは経営してみたいと思っています。」

  • 五島での生活

実に10年ぶりに五島での生活となった田本さんですが、島でのライフスタイル、プライベートを含めやってみたいことについてお聞きしました。

「帰ってきて2ヶ月ですけど、生活がとても規則正しくなりますね。(笑)基本的には午前9時にはさつまいもの畝を立てる作業に入っていますね。都会と比べてやはり時間がゆっくり流れますし、自然が綺麗で、身近な人がたくさんいて安心できます。

休みの日は甥っ子を連れて魚釣りによく行っています。

アジ、イカ、青物も狙っていますけど、ポイントがまだ全然わからないのでこれから広げていきたいですね。あと今は難しいかもしれないですが、映画の脚本家が夢でした。

もし今後余裕が出てきたらその夢にもチャレンジしてもいいのかなとも思っています。」

  • 若い力で五島を盛り上げたい

「自分は26歳ですが、同じ仕事場に、五島に移住してきた同い年の仲間がいます。やはり五島にはない発想をたくさん持っているし、刺激を受けます。これから島の未来を創るためにはやはり若者の力は必須だと思うので、同年代とはもちろん、観光客やIターン者とたくさん交わり、一緒になって島を元気にする取り組みにチャレンジしていきたいと思っています。」

もの静かな印象ですが、しっかりと島の未来を考え、そして家族から受け継いできたものを守っていきたいという強い意志をインタビューで伝えてくださった田本さん。楽しいと感じたものには没頭し、そこから派生させるアイディアの多さはここでは書ききれないほどの楽しみが詰まっています。

始まったばかりのプロジェクトですが、きっといつか島の未来を照らすこととなると思います。

fullyGOTO2020夏号掲載

【取材・執筆・掲載】fully編集部

 

わくわく乗船券・五島市・星空キャンプファイアー

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長崎県五島市に初めて誕生したグランピング施設「ゼロ星ホテル NANGORA HILLS」近年、全国的に注目を集めているグランピング。

 グラマラス(魅力的な)とキャンプの組み合わさった造語で、手軽に優雅なアウトドアが楽しめるのが特徴です。そして五島の魅力は美しい大自然。まさに五島ならではの大自然に囲まれた素晴らしいロケーションが、この施設の特長です。

豊富なマリンアクティビティが楽しめるプライベートビーチも保有。また、全国初となる森を滑走する自動巻上げジップラインに、ドローンを活用した飲食提供など、他に類を見ない魅力満載の宿泊施設になっています。そして、アウトドアといえど、お風呂は豪華。無人島群を目前に海を眺めながら入浴できる展望露天風呂もあるんです。そんなNANGORA HILLSで今回体験したのは、満天の星空を眺めながらのGBQ(グランベキュー)も出来るキャンプファイヤー体験。

 通常は宿泊されたお客様のみ体験が可能なサービスなのですが、「わくわく乗船券」でも特別に体験可能になったと言うことで、早速体験してきました。

まず最初にGBQ(グランベキュー)の準備から!必要な道具や食器類、調味料等は全て準備されているので、事前に案内された島内お薦めのスーパーで五島牛や五島豚、新鮮な野菜や魚と好きな酒類を購入してくるだけでOKです。食材は豪快に、リゾートホテルでも使用される海外製の大型ガスグリルで調理します。移り変わる空の色と、静かな情景を楽しみながら島の恵みに舌鼓。しだいに夕日が沈み、夜の帳が下りるとそこには満天の星空が!

空高く舞い上がる火の粉と飽きることのない炎と、星空を眺めながら、心を休めるひととき。屋外に設置されたナイトシアターの上映がエンディングを向かえキャンプファイヤー体験終了です。

 都会の喧騒から離れて、五島ならではの非日常体験を存分に味わうことが出来きました。皆様も是非この機会に体験してみてください!

■集合場所:NANGORA HILLS(五島市平蔵町454-2)■開催期間:4月~11月 ■所要時間:180分

■営業時間:9:00~22:00 ■催行人数:4人~ ■申込期限:3日前 ■料金:大人 3,000円/小人 2,500円

■申込先:合同会社ファイブピークス  ℡080-8950-9910

fullyGOTO2020夏号掲載

【取材・執筆・掲載】fully編集部

長崎しま旅わくわく乗船券

わくわく乗船券・五島市・グラスボート竹の子島周遊コース

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五島の海の魅力といえば、透明度!そんな透き通る海を満喫できる体験が、福江島グラスボート「シーガル」の竹の子島周遊コースです。

 集合時間までに福江港に到着したら、受付を済ませ桟橋へ。

 可愛いイラストが書いてある、黄色の船がシーガルです。船内は、船底側面が窓になっていて、船に乗ったまま海の中を観察できます。

この体験で向かうのは、福江港の東北部約3㎞に散在する竹の子島・包丁島・屋根尾島の無人島。

この島周辺は、昭和47年10月に西海国立公園・海中公園にも指定されているんです。

 一帯は、透明度が非常に高く、まさに自然の水族館。目の前には、海の生き物たちの様子が広がります。

 大きなテーブルサンゴや段々畑をイメージさせるエダミドリイシが鮮やかな海の花々を咲かせ、そばにはクマノミや青いソラスズメダイ等、美しい色合いの熱帯魚達。普段見ることのない海の中の光景に、周遊時間はあっという間にすぎました。

濡れることなく、海中散歩を堪能でき、島の中心部である福江港発着なので、船までの残り時間や、食事の前後など旅程への組み込みもしやすいのでオススメです!半潜水式グラスボートで一面ガラス張りの船底から「サンゴの庭園」とも言われる貴重な景色が楽しめるグラスボートシーガルの「竹の子島周遊コース」。ぜひ一度ご体験ください!

■集合場所:福江港 1号桟橋 ■所要時間:45分 ■出航時間:①7/20〜8/31 平日10:10、14:00、15:00/土日10:10、11:10、14:00、15:00 予約不要。ただし、天候による欠航、貸切便がありますので、事前にお問い合わせください ②7/20〜8/31以外の日程(1/1〜1/3は休業)は要予約 ■料金: ①大人:2,300円/小人:1,150円 ②大人5名以上の場合〔大人:2,300円/小人:1,150円〕(大人4名まで10,000円) ■連絡先:℡0959-73-0003

fullyGOTO2020夏号掲載

【取材・執筆・掲載】fully編集部

長崎しま旅わくわく乗船券