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久賀島観光交流拠点センター

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田ノ浦港から車で10分。島の中心部に位置するの久賀島観光交流拠点センターは、2018年7月に登録となった世界文化遺産と、久賀島の文化的景観に関する情報発信拠点施設として、築130年余りの古民家「藤原邸」を改修して開設されました。

入り口にある高く厚みがある立派な石垣塀から玄関に入ると、物販やパンフレットコーナーがあり、中には久賀島産のお米も。

棚田で育てられた、粘りがありモチモチした食感で人気の久賀島米は、お土産用に3合入りのもの(300円)が販売されています。中に入ると、久賀島に関するパネルの展示や写真やマップを用いて島のおすすめ観光スポットが紹介されているので、港に着いたら一番に訪れるのがおすすめ。

また当時のまま残された、趣のある日本庭園を眺めながら飲食や休憩できるスペースもあり、予約をすれば島の食材を使ったランチも頂くことができます。

交通アクセス:
定期船 
【福江港から】シーガル/フェリーひさか 所要時間:約20分(シーガル) 約35分(ひさか)
 料 金:780円(同料金) 運航便数:1日3便(シーガル)1日1便(ひさか) 木口汽船:0959-73-0003
【奥浦港から】フェリーひさか 所要時間:約20分
 料 金:490円 ※1日2便 木口汽船:0959-73-0003
島内交通 
久賀タクシー・レンタカー:0959-77-2008

住所:〒853-2171 長崎県五島市久賀町103番地104番地(田ノ浦港から車で10分)
電話:0959-77-2115
料金:無料
営業時間:9時から17時 
定休日:休館日:毎週月曜日(7月~10月は無休)、年末年始(12月29日~1月3日)

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

民泊体験(お別れの時)

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朝6時、いよいよお別れの時。生徒たちの朝ごはんは、船の中で食べるので、皆でお茶を飲みながら最後のひと時を過ごします。昨日連れて行ってもらった海がものすごく澄んで綺麗だったことや、地元、北海道と違って浜の砂が白くてびっくりしたことなど、話しに花が咲きました。家を出る時間が近づき、お父さんに言葉を掛けてもらいながら固く握手をします。

お母さんに作ってもらったお弁当を持ち、バスの待つ港へ向かいます。前日の朝、お父さんと散歩をした道です。各家庭からも生徒が集まり、それぞれが別れを惜しみながらバスの中へ。

お互いが大きく手を振るなか、日の出間近の薄暗い道をバスは動き出し、小さくなっていきました。福江港に全生徒が集合するとジェットフォイルに乗り込みます。

船着場では民泊家庭や関係者が大漁旗や横断幕を持ち、船が見えなくなるまで手を振り続けていました。

今回の修学旅行を通して、人と人との繋がりの大切さ、温かさ、また素敵な時間に出会えました。

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

民泊体験(島ならではの体験)

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翌日、高校生たちは、地域の方とのふれあい体験を楽しみました。畑でサトイモ、サツマイモの収穫をする家庭、五島で「こめんこ団子」と呼ばれる、まんじゅう作りをする家庭。このように、ふれあい体験では、各家庭ごとに様々な体験をします。

午後からは、五島の綺麗な海での船釣りなどを体験しました。大浜地区に民泊している男子学生4人は、「自分が社会人になってもなかなか行けない場所」だろうとこの日を楽しみにしていたそうです。

「北海道の海とは全然違う、気候も食べ物の味も五島に行かないと味わえない。」そんな声もありました。民泊家庭では、「いろんな地域から学生が来るので、みんな違いがあって、毎回新しい発見がある。」と楽しそうに話してくれました。そして夕食の時間。生徒たちと一緒に食事の準備をしたり、食卓での会話が弾みました。

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

民泊体験(対面式)

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五島市では島内の各地区にて民泊を行っており、修学旅行生の民泊体験も数多く受け入れています。人とのふれあいを軸に、島の文化に触れ、暮らしの体験ができ、毎回お互いに思い出深い数日となっています。
今回は10月30日に修学旅行で来島した北海道の高校の民泊体験を取材しました。

午後3時50分着のジェットフォイルで五島入りした高校生は、夕陽がさす五島港公園で民泊家庭と対面。

民泊家庭の方々は、あたたかな表情で受け入れ先の生徒たちと挨拶をかわし、車・バスへ乗り込んでいきました。

まだ少し緊張している生徒もちらほら、この2泊3日が終わるころにはどんな表情が見られるでしょうか。

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

ジオサイトがいっぱいの岐宿町!

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ジオパーク認定を目指している五島市。その構成要素であるジオサイトが、ここ岐宿町には数多く点在しています。

2千万年前ユーラシア大陸から分離し日本列島が生まれ、その後地殻変動で北東と南西に引っ張られ大きな5つの島に分かれてできた五島列島。火山の噴火などで山や周辺の島々が作られ福江島も形成されました。

地殻変動による地層の褶曲や波の浸食でできた奇岩など、壮大な景色を島のあちこちで見ることができますが、ジオサイトはその景観だけではありません。大地の上に広がる動植物や生態系、文化や歴史の全てがジオサイト。岐宿町には弥生時代の住居跡「寄神貝塚」や旧石器時代から縄文時代の土器や石器が発掘された「茶園遺跡」「鰐川遺跡」があり、古代人の足跡が明らかになっています。

また、希少な植物「タヌキアヤメ群落」や長崎県で見られる海岸植物の約1/3が生息している「八朔鼻海岸」など、ジオパークを構成する要素がいっぱいです。ぜひ火山島ならではの見どころを探してみてください!

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

美味しい米と果物を育む岐宿町!

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火山の噴火でできた福江島。その噴火口の一つがあったと言われる山内地区。火山活動の終末と同時におびただしい堆積物を容したまま広大な盆地を形成し、周囲の山なみから流れ出る豊富な水が盆地全体を条件の良い水田地帯にしました。

岐宿町は東に権現嶽、南に八本木山、西に霊峰七ツ岳、五島列島最高峰父ヶ岳等の山岳が連なり、北は東シナ海に面しています。この東南西の山岳を源とする多くの渓流が合わさり、水量豊富な、一の河川、浦の川、鰐川、大川原川の主要河川となって北流。岐宿湾と水ノ浦湾に注いでいて、中央部を貫流する鰐川流域には、県下屈指の穀倉地帯である島内最大の水田地帯「山内盆地」が広がっています。言うまでもなく、ここで採れた米が美味しくないわけありませんね。

山内地区では現在、この豊潤な水を利用し米だけでなくメロンやいちごの栽培も行われていて、甘くてみずみずしい味を求め全国からの注文が殺到しているのだそう。一度ご賞味あれ!

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

日本遺産がある岐宿町!

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そのむかし、遣唐使船が風待ちや食糧や水の補給のため五島に寄港し、唐に出発したと伝えられていますが、岐宿町の白石地区も寄港地の一つであった事をご存知でしょうか?
大陸文化導入のため630年から始まった遣唐使船は、第14次から17次まで五島経由で実施され、岐宿町の白石湾(川原ノ浦)は、その寄港地として肥前風土記にも記されています。その際、船の後ろ部分「とも」の綱を結んだと言われる石が、平成27年、日本遺産に認定されました。

高さ1m弱の「ともづな石」は仏像などと一緒にコンクリート製の祠に祀られていて、遣唐使船事業がなくなったあとも、航海安全・海運繁盛祈願として地元の崇敬を集めています。

このほか遣唐使が出航を判断するために登ったといわれる山「障子ヶ岳」や、遣唐使船を修理したと言われる「轆轤場(ろくろば)」など、岐宿町には遣唐使船にまつわる伝説や遺跡が今も多く残り、後世に語り継がれてます。

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

五島の中心だった岐宿町!

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五島家最初のお殿様、宇久家八代覚公が勢力拡大のため宇久島を後に福江島へ移り、最初の城を築いたのがここ岐宿町。城があったとされる眺望の良い城岳には今も石垣が少しだけ残っています。また岐宿町には、630年前覚公により遷宮され、現在五島四社のひとつである「巌立神社」があります。

珍しい原生植物が数十種類茂る社叢は、昭和45年、県の文化財(天然記念物)に指定されました。さらにこの神社では600年以上続く例大祭が毎年9月中旬に行われていて、白装束の若者たちが担ぐ神輿が天狗とともに町内を巡行。翌日奉納される神楽は平成14年、五島神楽として国選択無形民俗文化財にも指定されました。

岐宿町で五島統治に尽力した覚公は、わずか6年で逝去。自らが建立した寺院「金福寺」に眠っています。600年以上も前この町にお殿様がいたなんて、お墓を目の前にすると感慨深いものがあります。

誰でもお参りすることができるので一度行ってみて下さい。

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

空海記念碑 辞本涯

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遣唐使が最後に寄港したとされる、三井楽町の柏崎公園にある石碑。
空海の道徳を顕彰する為、空海像と共に建立されました。

「辞本涯」とは「日本の最果ての地を去る」という意味で、第16次遣唐使船で唐に渡った空海の書物に残されていた言葉です。


また公園内には他に、万葉集で詠われている「遣唐使として旅立つ我が後の無事を祈る母の詠」が刻まれた歌碑も建立されています。

碑の横に並んで雄大な東シナ海を眺めると、かつて命懸けでこの海を渡った空海達の想いに触れ、感慨深い思いで胸を強く打たれます。

三井楽町柏
福江港・福江空港から車で約45分

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび

明星院

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田園地帯に佇む寺院。五島における真言宗の本山で、五島藩代々の祈願寺でもあります。五島の中で最古の寺院です。

明星院という名前は、空海が唐からの帰りに立ち寄り済世利民を祈願した際、まだ夜明けにはやや早い時間、弘法大師のちょうど真後ろ、日の出の方角とは違う方向から凄まじい光が差した事が由来だと言われています。

 

本堂の天井には、五島藩絵師であった大坪玄能によって121枚もの鮮やかな花鳥絵が描かれている。また鎌倉室町時代の仏像仏具も数多く奉置されており、中には重要文化財に相当する逸品もあります。

五島市吉田町1905
0959−72−2218
福江港から車で約15分、福江空港から車で約10分
拝観時間 9:00〜17:00(12:00〜13:00は休み)
拝観料 無料
定休日 毎週月曜日、毎月1・28日、8/13〜8/16、12/28〜1/8

【取材・執筆】fumoto
【掲載先】五島の島たび