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第22回 五島で輝いている人

吉村酒店 Bar style店主

吉村 大亮さん

五島が大好きな店主が経営する和気あいあいと楽しめる空間。新上五島町中心街のひとつ、青方地区に、若者が集う夜の遊び場「Bar style」があります。

上五島で、働きたい

新上五島町青方地区出身の吉村さん。子どもの頃からご家族が経営されている酒屋さんの手伝いをしながら、なんとなく「自分でもお店をやってみたい」という気持ちがいつもあったそうです。

「高校卒業の時期に、両親から『一度は外(島外)に出なさい』と言われました。五島が好きだったこともあり地元での就職の意思がありましたが、それに従い福岡の専門学校に通いました。そこでは経理の勉強等をしながら、履歴書の欄に書ききれないくらいのビジネス関係の資格をたくさんとりましたね。先生からはそのまま福岡に残って就職も勧められましたが、就職は地元である上五島でしたい、という気持ちが強くあり、19歳のときに上五島に戻り、就職しました。」

上五島に「遊び場」を

専門学校を卒業し、上五島へ戻ってきた吉村さん。当初は郵便局などで仕事をしていましたが、ある転機と自らの想いが重なり、自分のお店をオープンすることとなりました。

「もともとお酒を飲むのが好きで、飲み歩くことがすごく好きなほうなんです。実は自分がお客さんとして、styleに通っていて。今は青方で自分が経営していますけど、元々は別の場所にこのstyleはあったんですよ。ある日オーナーさんから『お店やらない?』と声をかけていただいて、昔からそんな風に考えていたこともあって、やりますと返事をしました。開店に向けて準備をしていたんですけど、親にはお店をやることは黙っていました。でもある時、親の耳にも入ってしまって、『反対されると思って言わなかったのか』と。その通りだったんですけど、自分の意思は固く許しをもらって、晴れて自分の地元・青方という場所にオープンすることになりました。今のお店の場所は、昔は自分の父親世代の方たちがたくさん集まるお店でもありました。そのこともあって、この青方で若者が集まることができる場所をまた作りたいという想いも強かったですね。何よりもこの辺りは居酒屋はありますけど、2軒目として遊びに行けるお店が昔と比べると少ないんですよね。それなら自分で作ろう、と。遊び場を提供したい!という気持ちが強くありましたね。」

2月で丸3年!

2020年2月で、オープンから3年を迎える「Bar style」。ご自分のこだわりと、様々なお客さんとの関わりやエピソードをお聞きしました。

「上五島だと特に、2軒目のお店がスナックで~なんてなることが多いんですけど、そういう場所って人によっては意外と気を使うし、好きに飲めないなんてこともあると思うんですよね。ここでは自分の好きなように、そして時間も気にせずにお客さんに飲んで欲しい。そんなこだわりもあって、店内には時計を置いていません。閉店時間を1時にはしていますけど、お客さんがいる限りは、開けちゃうかもしれませんね。とにかく、気を使わず、安く、楽しく飲んでほしいんです!そんな想いが叶っているからか分からないんですけど、自分の家か!っていうくらいくつろいでくれるお客さんもいますね。(笑)」

「小さい頃から野球をやっていて、今は中学生の指導に携わっています。指導を始めて8年になるんですけど、気付けば教え子がもう、お酒を飲める歳になっているんですよね。その子たちはもう島を出ていることが多いんですけど、帰省の際に顔を見せに来てくれるんですよ。自分は野球を教えていただけだったのに、こんな風に今でも関わることができてうれしいですね。野球の他にもソフトボール、バレーボール、今盛り上がっているラグビーは10年やっています。ナイターバレーでは常連さんでチームを作って出場していますし、対戦相手チームにも常連さんがいることも珍しくないですね。」

これからのstyle

「お客さんの層としては自分よりも年下の年代が多いんですけど、今後も若者の遊び場として、若い子たちにどんどん集まって欲しいですね。あとこれからは、島外から来た人と島の人が交流する場にもなって欲しいです。そのためにも自分が色々な場所へ顔を出して、繋がりを広げる努力をしないといけないと思っています。近くにホテルができたこともあるし、観光客の方にも食事の後に寄っていただいて、上五島の夜をぜひ楽しいものにしてもらいたいですね。」

とにかくお客さんに楽しんでもらうことを一番に考え、お店を経営している吉村さん。お酒の種類も豊富で、リクエストがあればできる限りで作ってくれるそうです。

カラオケはもちろん、ダーツやビリヤードもあるので、来店された際にはお酒を飲みながらご自分のスタイルで楽しんでみてはいかがでしょうか?

fullyGOTO2020春号掲載

【取材・執筆・掲載】fully編集部

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