新しく出会ったからこそ見える、宇久町の夏
~暇を買いに、宇久島へ~

~お話を伺った方~
大場 里奈(おおば りな)さん【宇久町観光協会 新メンバー】札幌生まれ、福岡育ち。22歳。大学2年生のゼミ活動をきっかけに宇久島と関わり始め、UKUBOOK TOURISMの活動で年に数回、島を訪れるように。現在は宇久町観光協会でグリーンツーリズムを担当し、民泊や体験メニューを通して、観光客と島の人をつなぐ役割を担っている。
本をきっかけに、宇久島へ
大場里奈さんが初めて宇久島を訪れたのは、大学2年生の夏。ゼミ活動の一環として、本を通じて島に関わる人を増やす「UKUBOOKTOURISM」に参加したことがきっかけでした。島には大きな図書館がないため、島内に本棚を設置し、本を通じて人の流れを生み出す取り組みを行っていました。大場さんはその活動で年に数回宇久島を訪れるようになり、少しずつ島の人や風景に惹かれていきました。大学4年生の頃、「また機会があったら来ます」と話した大場さんに、「ここで働けば?」と声をかけてくれたそうです。その言葉をきっかけに、内定を辞退し、今年4月から宇久町観光協会で働くことを決めました。
何もない。だから、十分すぎる
忙しい毎日の中では、何もしない時間を持つことが難しくなっています。けれど宇久島では、スマホを置いて、風の音を聞き、海を眺める時間が自然と生まれます。「暇な時間さえも愛おしい。今の時代に、その『余白』が当たり前にあることが、宇久島の大きな価値だと思います」
夏の宇久島で味わいたい、海と夕陽
海水浴なら、大浜海水浴場がおすすめです。管理人がいて、温水シャワーもあり、観光客も安心して楽しめる場所です。隣には無料で利用できるキャンプ場もあり、観光協会でBBQ道具を借りることもできます。そして、大場さんが「絶対に見てほしい」と話すのが、対馬瀬灯台からの夕陽です。「潮風に吹かれながら、30分くらいみんなでじーっと夕陽を見るんです。沈んだ後は、自分がどこか遠くへ行っていたような感覚になります」日没の30分前に訪れるのがおすすめ。白い灯台、緑の草原、放牧されている牛、そして海へ沈む夕陽。宇久島らしい夏の風景に出会える場所です。

夕方のスーパーで感じる、島のあたたかさ
大場さんが宇久島で一番好きな時間帯は、夕方のスーパー。「絶対に誰かに会えるんです。『こんにちは』と言わずに出ていったことがないくらい」大学生として島に通っていた頃から、スーパーで島の人に話しかけてもらったといいます。「地元の人にとっては当たり前かもしれませんが、外から来た私には、そのあたたかさがとても印象に残っています」
初めて来る人こそ、島の人と話してほしい
宇久島を楽しむコツは、観光地を巡るだけでなく、島の人と話してみること。観光協会や飲食店、スーパー、散歩中の人に「おすすめはどこですか?」と聞いてみると、ガイドブックには載っていない島の魅力に出会えるかもしれません。宿泊するなら、民泊もおすすめです。宇久島には現在23軒の民泊があり、島の方の家に泊まりながら、暮らしに近い距離で交流を楽しむことができます。


CHECK
大場さんおすすめの宇久島スポット
城ヶ岳展望台島の中央付近にある展望スポット。天気が良ければ福江島まで見えることもあり、宇久島が五島列島の中にあることを実感できます。神島神社周辺の町並み港から歩いて行ける散策スポット。漁師町らしい細い道や、島の暮らしを感じられる風景が楽しめます。UKUSAUNA海や星空を感じながら楽しめるサウナ。スマホを手放し、宇久島の自然を全身で感じたい人におすすめです。
POINT
夏の宇久島を楽しむポイント
夏は日差しが強く、日陰や休憩できる場所が限られるため、帽子・日焼け止め・水分の準備は必須です。商店は港周辺を離れると少なくなるため、出発前に飲み物や軽食を準備しておくと安心です。
【取材・執筆・掲載】fully編集部
【掲載先】fullyGOTO2026夏号


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