五島列島を満喫するフリーマガジン「fullyGOTO」と地元在住のライターチーム「fumoto」が取材した記事を発信する、情報サイト

※fullyGOTO春号【3月10日発刊】の訂正について
一部料金に誤りがございました。
P42 ORC様 運賃のご案内 長崎―五島
【誤】5,600円~ →【正】6,650円~
誤記により、ご迷惑をお掛けしました方々には、この場を借りて深くお詫び申し上げます。

fullyGOTO春号の訂正について

わくわく乗船券・小値賀町・活版印刷体験

 

五島列島の北部に位置する小値賀島で、100年以上歴史のある活版印刷所「晋弘舎」。その4代目となる横山桃子さんが独立して始めた「OJIKAPPN(オジカッパン)」では、活版印刷を体験することができます。体験をする前に、まず作業場を見学できるのですが、壁一面に広がる膨大な量の活字は、深みのある美しさで圧巻の一言。長い間そのままの姿を残した作業場は、最新設備こそありませんが、古くから伝わる技を駆使し、現在も洗練された印刷物を生み出し続けています。活版印刷体験では、ポストカード10枚か貼り箱1つのどちらかを選んで作ります。

まず最初は、イラストや文字のレイアウト決めです。そして印刷したい文字に合わせ、活字の中から一字づつ拾っていく「文選」作業。文字の向きを間違えやすいので、注意して文選する必要があります。そして文字の隙間や、空白を活字より高さが低い、「込めもの」で埋めていき、版を組んでいきます。版が出来上がると印刷です。出来上がった版に専用の道具を使いインキをのせて印刷します。

 

この時にしっかりと両手で圧をかけることによって、活版印刷の特徴である凹凸が生まれ、シンプルな活字がより奥行きのある文字を作り上げてくれます。貼り箱を作る場合は、この後組み立てていきますが、小学生の時の図工の授業を思い出し、童心に帰り夢中で作り込んでしまいました。現代の技術を用いれば、一見簡単に出来上がりそうな作品に思えますが、完成して手に取ってみると、指先に伝わってくる凹凸や、一つ一つの作業にかけた手間ひまが、活版印刷でしか出せない表情を見せてくれます。

■場所:「OJIKAPPN(オジカッパン)」※現地集合  現地解散 ■営業時間:9:00〜17:00 ■住所:長崎県北松浦郡小値賀町笛吹郷1738

■料金:2500円(税込)*料金については、1人1版(1人1デザイン)が2,500円  2人1版(2人1デザイン)3,500円となります。

■体験時間:約1時間〜2時間 ■予約:前日までに(1人から可能)当日でも可能な場合もあり ■年齢制限:なし

■連絡先:NPO法人おぢかアイランドツーリズム協会   ℡ 0959-56-2646

体験取材ライター:吉田  海人

fullyGOTO2019秋号掲載

【取材・執筆・掲載】fully編集部

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