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わくわく乗船券・五島市・阿字観体験・写経体験

皆さん、「写経」をご存知ですか?若い読者の方はもしかしたら初めて聞く言葉かもしれませんが、簡単に言うと、仏教の経典を書き写すこと。はるか昔、中国より持ち帰った経文を広めるために始まったとされている写経ですが、仏教において、経を書き写すことで功徳を積むことができると考えられ、もともとは、僧侶のためのものでした。しかし最近では心身に良い効果があるとして、一般の方の間でも人気が集まっているようです。その効能にはリラックス効果、ストレス解消、集中力強化、脳の活性化など、ストレス社会に生きる私たちにとって、魅力的なワードばかり!他にも姿勢が良くなる、字が綺麗になるなど、良いことづくめの写経。そんな写経体験に期待を膨らませ、五島市玉之浦町、大宝地区にある「大宝寺」へ行ってきました。

西の高野山と言われる真言宗の大宝寺。

立派な門をくぐると本堂まで続くまっすぐな道。緊張とワクワク感を抱きながら歩き、薄暗く冷んやりとした本堂へ。迎えてくれたご住職に奥の間に案内していただき、写経の説明から始まります。ご住職の穏やかで優しい口調にしだいに心の準備も整い、いよいよ写経のスタート。まず正座をして背筋を伸ばします。次にお手本のお経が書いてある用紙の上に半紙を重ね、筆ペンで一文字一文字、ゆっくりと丁寧になぞるように書き写していきます。普段見慣れた漢字の中に見慣れない漢字がいくつもあり、書き順が分からないながらも、邪念を振り払い、ただただ集中し、時間も忘れ黙々と続けます。

最後に願い事と署名をして終了ですが、約300文字の般若心経を書き終えた頃には、不思議と心が澄んでいるのに驚きます。非日常の動作が新鮮だったのもありますが、お手本用紙の裏に書いてあるお経の意味がその理由であることにも後から気づきました。「お経を書き写す」シンプルな動作ですが、普段の生活に写経を取り入れることで、日常の煩わしさを少し軽くしてくれるかも知れません。まずは大宝寺での写経体験を!大宝寺では、阿字観(あじかん)という瞑想体験もできます。写経は30分コースもあるので、阿字観とのセットでの体験もおすすめですよ。

■開催期間:通年 ■所要時間:約1時間または約30分 ■催行人数:2名~ ■申込期間:1週間前 ■住所:五島市玉之浦町大宝631番地 ■申込先:大宝寺(8:30~17:00)℡0959-87-2471 ※小学生の方は基本的にはお断りしておりますが、相談させてください。※急な葬儀が入る場合は開催できませんので、ご容赦下さい。※事前にお問い合わせください。

体験取材ライター:泉井 美由紀

長崎しま旅わくわく乗船券

【掲載先】fullyGOTO2020秋号

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